『神農本草経』(繁体字: 神農本草經; 簡体字: 神农本草经; 拼音: Shén nóng běn cǎo jīng; ウェード式: Shennung Ben Ts'ao King しんのうほんぞうきょう[1][2][3]、しんのうほんぞうけい[2][3] または しんのうほんぞうぎょう[要出典])は、後漢から三国の頃に成立した中国の本草書である[注釈 1]。 『神農本草経』は神農氏の後人の作とされるが、実際の撰者は不詳である。個々の生薬(漢方薬)について解説したもの。中国最古の薬物学書であるとされる[5]。1年の日数と同じ365種の薬物を上品・中品・下品(上薬・中薬・下薬ともいう)の三品に分類して記述している。上品(120種)は無毒で長期服用が可能な養命薬、中品(120種)は毒にもなり得る養性薬、下品(125種)は毒が強く長期服用が不可能な治病薬としている[3][6]。上品には人参、薏苡