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ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (18)

  • 医療崩壊雑談 - 新小児科医のつぶやき

    医療崩壊と言う言葉も旬でなくなったせいか、最近はあんまり聞かれなくなりました。この医療崩壊の言葉ですが、一般には地方の公立病院から医師がいなくなったり、救急での「たらい回し」激増みたいなイメージもありますが、私は質的にはチト違うと考えています。ましてや大都会の大病院がある日を境にしてバタバタ閉鎖されるとか、ある日突然、医師が神隠しにあったように消えてしまうのでもありません。これも良く使った法則ですが、医療には3つの指標があり、この3つは並立しないとされています。すなわち、 アクセス(医療機関の受診のしやすさ) コスト(国全体で医療に費やす総費用) クオリティ(医療の質) 「グローバル・スタンダード」としては、クオリティは絶対としてコストに応じたアクセスを提供する方式を取っています。そういう中で日の医療の特徴はアクセスが異常に優れていると言うのがあります。これは海外の医療機関を受診された

    医療崩壊雑談 - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2014/01/21
    「コストに応じた「それなり」のアクセスの医療体制への変換」健康保険が負担増に舵を切っている方向とはまた別の側面。
  • 堀潤事件簿 - 新小児科医のつぶやき

    ■よく知らない人 実は殆んど存じ上げない方です。NHKの人気アナウンサーだったそうですが、我が家はあんまりテレビを見ない上にチャンネル権を喪失して長いので、NHK時代の活躍は「まったく」存じません。wikipediaで確認すると2001年に入社、2013年4月1日に退職となっていますから、NHK時代は12年間だったらしい事ぐらいはわかります。ついでにwikipediaからですが、 同年6月15日、宇野常寛とともに、放送への市民参加の実現と市民による発信力の強化に貢献することをめざして、市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げる。 同年とは2012年の事でNHK在職中になります。兼業しても「エエんかいな」と素直に思いますが、きっと良かったんでしょう。マスコミにも華々しく取り上げられています。 ■事件簿その1 8bitNews とにもかくにも8bitNewsは発足し、翌年にはNHKも退

    堀潤事件簿 - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2013/10/03
    「短期間に(同じミスを)2度も起せば評価は非常に下がります」
  • 報道と森口氏 - 新小児科医のつぶやき

    報道検証機関と言うところが探し出してくれた森口氏関連の記事のうち、 ハーバード大学客員研究員 ハーバード大学研究員これを名乗って発言された該当記事一覧が掲載されています。ちょっとまとめてみます。 No. 読売 タブ 日経 1. PASS 2009年7月9日付朝刊22面 iPS細胞:肝がん細胞から作成 ハーバード大の研究チーム成功 2009年7月9日付朝刊34面 『がん幹細胞』からiPS細胞 米大など成功 新治療法の開発も 2. 2009年9月2日付朝刊2面 肝臓のがん細胞9割が正常に戻る マウス実験で成功/ハーバード大 2009年9月2日付朝刊3面 肝がん細胞:大半を正常化 ハーバード大チーム、マウスで成功 2009年9月7日付朝刊13面 肝がん細胞、正常に 米ハーバード大 遺伝子など用い 3. 2009年11月8日付朝刊17面 [iPSどこへ行く](下)研究体制の差 戦略無く周回遅れ

    報道と森口氏 - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2012/10/15
    「妄想は確固たるものになると本人の自覚として間違いなく存在するものになります」ヒマラヤの雪男に魅せられた人たちの話を思い出す。切ない。
  • 派手そうな読売の誤報 - 新小児科医のつぶやき

    発端とされる10/11付読売記事です。文だけ起します。 あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、重症の心不全患者に細胞移植する治療を米ハーバード大学の日人研究者らが6人の患者に実施したことが、10日わかった。 iPS細胞を利用した世界初の臨床応用例で、最初の患者は退院し、約8か月たった現在も元気だという。ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授がマウスでiPS細胞を作製してから6年、夢の治療として世界がしのぎを削る臨床応用への動きが予想以上に早く進んでいる実態が浮き彫りになった。 iPS細胞を利用した心筋の細胞移植を行ったのは、ハーバード大の森口尚史(ひさし)客員講師ら。森口講師は、肝臓がん治療や再生医療の研究をしており、東京大学客員研究員も務める。現地時間10、11日に米国で開かれる国際会議で発表するほか、科学誌ネイチャー・プロ

    派手そうな読売の誤報 - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2012/10/14
    「何か成果を挙げないと椅子を負われる切羽詰った状態があり、あれこれ起死回生の策を考えているうちに自分の妄想の罠に、自分が絡め取られてしまったです。」
  • かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき

    はっきり言って出遅れました。それでも遅まきながら調べだしたのですが、結論を先に言っておくと実にミステリアスです。お名前は西村勇氏であるのと、現在71歳であられる事、そして赴任前は帯広市に住まわれていた事ぐらいしか情報がありません。著書とされる人間現象の哲学的および実験的研究の内容の一部が話題になっていますが、マスコミ情報と著書情報ぐらいしか見つからないです。 著書の内容については既に「話題沸騰」状態で、あんまり付け加えられる事は残っていないのですが心理学にはかなり造詣が深そうだです。著書の内容を素直に信じれば、対面する相手の不快感情とか怒りの感情を完全に分析対象に出来る人間です。こういうタイプの精神科医は個人的に知っているので、実在してもおかしくはないと思います。 経歴について出回っている情報のソースはどこも同じで著書紹介にある、 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 西村/勇 19

    かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2012/10/04
    「医籍検索では「西村勇」の名前はただ1人で、これが1982年(昭和57年)医籍登録となっています。」
  • 香山リカ氏の問題発言 - 新小児科医のつぶやき

    ■ソース 香山リカ「原発維持・推進をしようとする人は心の病気」発言(テキスト書きおこし追加)より、あえて香山氏の発言部分をすべて引用します。 みなさんこんにちは。 精神科医の香山リカです。 去年3月11日、大震災のあと、福島第一原発であの事故が起きたときには 私たちはみんな、そのときは気づいたはずです。 私たちは持ってはいけない発電所を、原子力発電所を持ってしまった。 これは大変な失敗をした。これはただちに、この原子力発電から私たちは卒業して、二度とこのような事故を起こしてはいけないということに気付いたはずなんです。 ところが、それからわずか一年あまりしか経たないのに、それこそ、舌の根も乾かないうちに、もう再稼働。 あるいは、今、政府がエネルギーや環境ということでみなさまたちにいろんなパブリックコメントを求めていますが、それも「3つのシナリオからひとつを選ぶ」、しかもその 選んだものが

    香山リカ氏の問題発言 - 新小児科医のつぶやき
  • プロの生保 - 新小児科医のつぶやき

    周期的に話題に出てくる生活保護(生保)問題ですが、小児科に関してはと言うか、私が扱う範囲では後で書類を書くのが面倒ぐらいのものです。小児医療では相手が生保であろうと、なんであろうと「早く治したい」が共通認識項目であり、少なくとも医療を行なう上ではさしたる問題を感じた事は殆んどありません。 私は小児科医なんですが、ある時期に内科をやる羽目になったことがあります。病院の事情で職の内科を病棟付きで1人で任せられた状態です。内科の後継を見つけ出すまでの「つなぎ」と言う約束のはずでしたが、内科医の後継を見つけるのは難航し、思わぬ期間をやらされたと言うところです。小児科と内科は重なる部分もありますが、重ならない部分も少なくなく、長期化に連れ勉強が必要になったのは間違いありません。 当時は開業なんて考えていなかったのですが、今となってはあの時に泥縄式でも内科知識の裾野を広げておいたのは結果的には良かっ

    プロの生保 - 新小児科医のつぶやき
  • 2009-05-18

    まず昨日頂いた神戸市勤務医様のコメントです。 感染者が入院する病院で勤務しています。 もう入院患者は神戸市内で40人をこえており、感染者が隔離入院される措置もあとわずか とおもいます。隔離する場所がありません、というか隔離しても無駄ということで。 現在患者はマスコミの受診自粛がきいていますが、某病院ではすでに勤務医の疲弊が 始まっていると聞きます。 もう一つ、りゅう様のコメントから、 何とか無事に?日曜日の一次救急外来が終了しました。 保健所からは時間とともにFAXまたFAXの連続でした。 しかし、小児科はどんな患者でも(感染蔓延地域居住者も通学者も含めて)発熱外来での対応は内科医のみなので不可能なので、地域の一次救急施設で対応してくれという電話が保健所からあったのが日曜日の午前8時55分でしたよ。 そしてしょっぱなの患者が神戸市中央区から避難中の発熱児でした。 それ以外にも混乱に次ぐ混乱

    2009-05-18
    hatayasan
    hatayasan 2009/05/18
    近畿圏だと接客業務にはしばらくマスクが手放せなくなりそう。
  • 愚挙を称える暴挙 - 新小児科医のつぶやき

    まだ調子が良くないのでほんの軽くだけ、 人は見たいと思う現実しか見ない(ガイウス・ユリウス・カエサル著・内乱記より) 私もカエサルではありませんから、この言葉が指摘する人になりますが、そんな人間でも普通は見える事があります。3/23付読売新聞より、 女性ランナー輝いた…妊婦さん完走、赤ちゃんも頑張った 3万5000人が都心を駆け抜けた「東京マラソン」。マラソン人気の高まりとともに、女性ランナーも急増している。妊娠7か月の妊婦、発達障害の息子を抱えた母、81歳のおばあちゃん――。風と雨に見舞われた22日、多くの女性もまた、それぞれの思いを胸にゴールを目指した。 出産を今年7月に控えながら、完走を果たした岡田綾乃さん(36)(東京都練馬区)。3年目でようやく出場権を得て、医師と相談して「無理をしない」という条件でスタートした。 途中、おなかが張ることもあったが、沿道では常に、夫の茂樹さん(37

    愚挙を称える暴挙 - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2009/03/26
    「夫婦で望んで妊娠した女性は、健やかな子供を産むように務める責務ぐらいはある…自己満足と責務のどちらが重いかの価値判断が問われる」自分の満足のために走るのはどこまで許されるのか、という話。
  • 久坂部羊閣下 - 新小児科医のつぶやき

    久坂部羊閣下の経歴はwikipediaでは、 大阪府生まれ。大阪府立三国丘高校26期、大阪大学医学部卒業。大阪大学付属病院にて外科および麻酔科を研修。その後大阪府立成人病センターで麻酔科、神戸掖済会病院で一般外科、在外公館で医務官としての勤務を経たのち2003年、『廃用身』で作家デビュー。 こんだけしかありません。他には名が久家義之である事と1955年生まれである事がわかり、年齢は2008年時点で53歳である事がわかります。後は執念深くググって見ると久坂部羊閣下は堺の御出身で、二代続けての医師であるようです。名の久家は珍しい方の名字なのでググって見ると、久家医院と言うのは堺にはありました。しかし院長の久家雅治氏は1979年御卒業で2004年開業ですから、少なくとも久坂部羊閣下の御尊父ではありません。御兄弟なのかアカの他人なのかはこれ以上は確認出来ませんでした。 もう少し経歴のデータが欲

    久坂部羊閣下 - 新小児科医のつぶやき
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    hatayasan 2008/12/10
    洗練された罵倒芸の見本として。
  • 東京妊婦脳出血死亡報道 - 新小児科医のつぶやき

    亡くなられた患者妊婦の御冥福をお祈りします。 断続的に情報が出てくるので、あくまでも現時点で私の知る限りとのお断りを入れさせて頂きます。さらにとなりますが、情報の99%はマスコミ情報でおそらく事実と考えられるものだけを出来るだけピックアップしていきたいと思います。まずは10/23付神戸新聞より時刻経過です。 日付 時刻 出来事 10/4 PM7:00頃 東京都江東区の地元産婦人科医師から都内の妊婦(36)の受け入れ可否問い合わせ、当直医が「土日は基的に母体搬送を受け入れていない」と回答、受け入れ可能な医療機関名を教える。 7:45頃 妊婦の容体が悪化し、他の医療機関が受け入れ困難だったため、再度母体搬送の依頼。当直医が産科の医師1人を呼び出す。 8:00頃 地元産婦人科医師に母体搬送が受け入れ可能と連絡。 8:18 救急車で墨東病院に到着。救急車内で意識レベル低下。 8:30頃 脳卒中が

    東京妊婦脳出血死亡報道 - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2008/10/24
    コメント欄もあわせて。
  • 秋葉原の事件 - 新小児科医のつぶやき

    秋葉原で理不尽な凶行に見舞われ命を落とされた方に哀悼の意を表し、治療中の方々の一刻も早い回復を祈ります。 これは天漢日乗様のところで見つけた秋葉原の事件に対する関東自動車のアナウンスメントです。 2008年6月9日関東自動車工業株式会社 6月8日秋葉原通り魔事件の報道について この度の事件で犠牲者となられた方々とその家族の方々に心から哀悼の意を表します。 また、怪我をされた方々の一日も早いご回復をお祈りいたします。 お騒がせして誠に申し訳ありません。 加藤容疑者は、人材派遣会社・日研総業株式会社の社員として、平成19年11月より弊社東富士工場の塗装工程に派遣されておりました。勤務態度は6月4日(水)までは欠勤も無く、真面目に仕事に取り組んでおりました。 また、日常のミーティングを通じコミュニケーションを図り、管理、監督に努めている中では変わった様子はみられませんでしたので、今回の事件に対し

    秋葉原の事件 - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2008/06/11
    「なぜに関東自動車が人員削減の話をもみ消そうとしているか」
  • 後期高齢者医療制度 現場の舞台裏 - 新小児科医のつぶやき

    それぐらいは常識とも言われそうですが、書いておいても罪はないと思っています。主なソースは公務員叩きに物申す!−現職公務員の妄言からで、このブログは後期高齢者医療制度が法案として成立した頃より書かれ、自らが担当であったようで強い関心を持って、現場から見た事情が綴られています。 後期高齢者医療制度は2006年6月で、小泉政権の時に強行採決で成立しています。その前年の9月の郵政選挙で大勝し、圧倒的多数を背景に一気に成立した小泉遺産の一つと言ってもよいかと考えます。まあ成立の事情はこのぐらいにして、法案が2006年6月に成立し、今年の4月に制度として施行されましたので、準備期間として1年10ヶ月ある事になります。これが十分な準備期間かどうかは言い切れませんが、 「2年間も準備期間あってこの体たらくは」 こういう声は少なからずあります。4月からの混乱を見るとごく自然な感覚としてあがると考えられます。

    後期高齢者医療制度 現場の舞台裏 - 新小児科医のつぶやき
  • トリアージのお話 - 新小児科医のつぶやき

    4/27エントリーのコメント後半部分に起こった議論なんですが、片隅に埋もれさせるには惜しい内容だったのでエントリーに挙げます。 まずトリアージとはなんぞやですが、今日のエントリーではやや狭く扱います。大規模災害時に医療が必要な負傷者の需要が、医療の供給を上回り、患者の治療に優先順位をつけなければならない状態を指すと考えてください。広義のトリアージはもっと様々なシチュエーションで用いられると思いますが、今日のお話では狭めの定義を用います。具体的には阪神大震災のような桁外れのものやJR西日の列車転覆事故が当てはまりますし、この2つでは実際にトリアージが行われていました。 トリアージが必要になる非常時とそうでない平常時の治療のどこが違うかですが、平常時ではあらゆる患者に持てる医療資源を用いて出来る限りの医療を施します。言葉が大層ですが患者一人一人に普通に全力を尽くし、治療に当たった患者の治療の

    トリアージのお話 - 新小児科医のつぶやき
  • 公務員だって怒る - 新小児科医のつぶやき

    公務員叩きに物申す!−現職公務員の妄言と言うブログをちょくちょく読ませていただいています。内容から99.9%以上の確率で物の現職公務員で、なおかつ医療福祉関係の部署についているらしい事が分かります。テーマとして現職公務員の立場ではありますが後期高齢者医療制度に批判的な立場であり、昨年度の段階から一貫して情報を発信されています。 その絶望した!!○○○○○の豹変ぶりに絶望した!!!と題されたエントリーは4月から始まった制度施行による現場の混乱ぶりを切実に表しています。書く必要も無いとは思いますが、「豹変前」とは後期高齢者医療制度実施前の事であり、「豹変後」とは実施後に混乱が生じてからのものです。 ○豹変前 「後期高齢!!後期高齢!!4月1日からは後期高齢者医療制度ですよ!!」 ○豹変後 「長寿医療!!長寿医療!!4月1日からは長寿医療制度ですよ!!」 ○豹変前 「政省令がもう半年以上遅れて

    公務員だって怒る - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2008/04/17
    「マスコミネタとしては「おもしろおかしく」クラスなんでしょうが、公務員として窓口の第一線に立つ者は悲劇としか言い様がありません。」後期高齢者医療制度について。コメント欄も。
  • コムスンショック - 新小児科医のつぶやき

    恥ずかしながら今回の報道があるまでコムスンという会社を知りませんでした。だから報道があったときも、名前の語感からセコムみたいな警備会社や、サムスンみたいなIT系企業を頭に描いたぐらいです。もちろんそうではなくて介護業界の最大手企業である事はまず理解しました。 後は記事からの泥縄なんですが、この会社はバブル期にジュリアナで一山あてた会社の末裔で、介護事業が始まると素早く参入し、短期間のうちに巨大化したようです。そうであればこの会社は昔から医療に関与した事業をベースに拡大したのではなく、異業種からの新規参入を果たしていた事になります。 ジュリアナで一山あてた事も、異業種からの新規参入も批判する気はサラサラありません。私が気になったのは、そういう機を見るに敏な経営者をもってしても、介護事業は儲からない事業になっている事です。医療の慣習とか常識に囚われない発想であったから急成長したのでしょうが、そ

    コムスンショック - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2007/06/08
    「卓抜したセンスをもってしても、不正に手を染めないと事業利益を確保できないのが介護事業になっているのではないか」「営利目的のものが参入しないとは誰も参入しないとほぼ同義語」
  • 奈良事件に誤診はあるか - 新小児科医のつぶやき

    医療は人間がするものです。エコーやCTやMRIなどの新しい医療機器が開発普及したり、他の検査も種々のものが手軽に行える時代になっていますが、それでも最後は人間がする仕事です。患者の訴えを聞き、容態を診察し、その上で何の病気なのか、もしくはどんな事が起こっているのかをまず推定、判断するのは人間です。また検査結果を分析解釈するのも人間です。まだまだ機械でこれが出来る日が来るのは遠い先です。非常に人間臭い仕事だと私は思っています。 病気を診断治療する時に与えられる情報は必ずしも十分ではありません。例えてみれば全部そろっていないジクソーパズルを、完成図無しで組み立てるような作業です。全部そろっていないジクソーパズルでも長い時間をかければ組み上げる事は可能でしょうが、医療ではこれを短時間で行なう必要があります。短時間で行なうために医者は、完成図になるかもしれない元絵をひたすら覚えこみます。ジクソーパ

    奈良事件に誤診はあるか - 新小児科医のつぶやき
  • その日が来たか・・・ - 新小児科医のつぶやき

    奈良の事件です。まず亡くなられた患者様に深い哀悼の意を表し、残された御遺族の方に慎んでお悔やみを申し上げます。 事件の詳細はある産婦人科のひとりごとで詳しいかと存じます。ここでの管理人氏の意見が一番正論かと思います。宜しければそちらをまず読まれることをお勧めします。 事件の構図を簡単にまとめます。 分娩中に頭痛を訴え意識消失発作を起こした。 産科医は子癇発作と考えその処置を行なった。 しかし経過が重篤で他院での処置が必要と判断した。 転送先を探すも18軒に断られ、19軒目の国立循環器病センターにようやく運ばれた。 患者は脳出血を併発しており死亡、子供だけは助かった。ここで出てくる子癇発作の教科書的解説を先に入れておきます。妊娠,分娩,産褥期に出現する強直性あるいは間代性痙攣と昏睡を主症状とする特殊型妊娠中毒症である.このうち分娩子癇が最も多い.妊娠中毒症の早期発見・治療により,子癇の発症は

    その日が来たか・・・ - 新小児科医のつぶやき
    hatayasan
    hatayasan 2006/10/18
    「患者の為に医師の使命感に燃え、無理を承知で引き受けたものが破滅する怖ろしいシステム。「ロシアン・ルーレット」とか「ババ抜き」と表現されています」
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