Natureとその姉妹紙の思春期研究特集2月の終わり、Natureとその姉妹紙が思春期研究の重要性についての特集を組んでいたので紹介することにした。私自身はこの内5報を読んだが、このブログでは、個別の論文を紹介することはやめて、全体を読んだまとめを書いてみたいと思っている。そのため、今回取り上げた5編の特集論文の要点を、以下に短くまとめてみた。 1)Dahi et al, Importance of investing adolescence from developmental science perspective(発達科学の観点から思春期研究に資源を向ける重要性) Nature 554:441, 2018, doi:10.1038/nature25770 思春期に起こる神経細胞と神経回路の変化について説明し、この結果として起こる行動変化を対応させている総説。 2)Northman a