絵の工程に応じて 3つのデスクを使い分け 漫画家デビューから46年、イラストレーターとしてのキャリアは40年。ギャグ漫画家にして「かわいい女の子」のイラストの第一人者でもある江口寿史さんの仕事場には、漫画がぎっしり詰まった本棚に見守られるように、窓を背にしたデスクが1つ、壁を向いたデスクが2つ。テーブルやオーディオ機器、楽器も置かれている。 「デスクは3つとも僕が使ってます。一番長い時間を過ごすのが奥のデスクで、下絵とペン入れ、消しゴムをかけるところまでここで作業。線画をスキャンして取り込んで、Photoshopで彩色したり修整を加えたりして仕上げるのが2つ目のデスクで、このPower Mac G4はもう20年くらい、壊れないのでずっと使っています。ネットにも繋いでないし、余計な機能もなくて使い勝手がいいんです。絵が完成したら3つ目のデスクに移動してメールで納品。文章仕事もここでやります」