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ブックマーク / lhcatlasjapan.hatenadiary.org (2)

  • ヒッグス粒子のお話【第2回】 - LHCアトラス実験オフィシャルブログ

    まずは前回の復習からはじめましょう。 CERNには、LHCという加速器があります。これは陽子同士をぶつけることで、高いエネルギー状態を作ることが出来る装置です。衝突点からは普段身近に存在しないような素粒子、例えばヒッグス粒子などが飛び出してくる可能性があります。でもヒッグス粒子はものすごく短い時間で他の素粒子へ崩壊してしまいますので、直接見たり捕まえたりすることは出来ません。きちんとヒッグス粒子が出来たかどうかを確認するためには、ヒッグス粒子が崩壊した後の素粒子を検出してあげて、そこから推測をしてあげるしか無いということでした。 ではヒッグス粒子は例えばどういう粒子に壊れてゆくのでしょうか? いろいろな崩壊の仕方が考えられますが、その中でもまず真っ先に挙げられるのは「ガンマ線」です。あまり聞きなれない言葉かと思いますが、ガンマ線というのは「光」の一種です。性質は普通の光とほぼ同じ。ただエネ

    ヒッグス粒子のお話【第2回】 - LHCアトラス実験オフィシャルブログ
  • ヒッグス粒子のお話【第1回】 - LHCアトラス実験オフィシャルブログ

    2011年末、CERNはヒッグス粒子発見か?ということで湧き上がりました。日でも幾つかのメディアに取り上げられたのでご記憶の方もいらっしゃると思います。 その時の結論は、 「ヒッグス粒子発見の兆候は見えました。でもまだ間違いの可能性が少し残っています。2012年にさらにデータを貯めるので、それを使って解析をもう一度やって、それから最終結論を出しましょう」 ということでした。ですので、今年のいつかには(少なくとも)去年見えた兆候が正しかったのかについて結論を出す予定です。もし正しければ、科学者たちが約半世紀も探し続けた粒子の発見になりますので、物理学界隈ではちょっとしたお祭り騒ぎになると思います。きっとテレビ・新聞等でもニュースにもなるでしょうから、みなさんもぜひその輪に加わっていただきたいと思います。そしてその時に、ヒッグス粒子とは何なのか、どうやって探したのか、という知識を持っていると

    ヒッグス粒子のお話【第1回】 - LHCアトラス実験オフィシャルブログ
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