ArtラインでKマウントのレンズ、とくればこれは是非試さねばと手にした一本。 標準画角でF1.4のスペックを持つリーズナブルなレンズ。 実際に使用してのレビュー 描写の傾向 開放付近はやや柔らかさを残しつつも芯のあるシャープさを持ち合わせている。シャープさと柔らかさが同居した面白い描写で、積極的に開放絞りを使いたくなる。 少し絞ればキレが増しクリアに。F2.8あたりでは非常にメリハリの効いた描写で立体感も特に良く出る。場合によっては効き過ぎのような気がするほどだが、被写体をシャープかつ印象的に写すにはかなり良い。 F5.6くらいまで絞るとやや大人しくなり自然な写りになる。 ボケ味も美しく大口径単焦点として申し分のないボケを楽しめる。 前ボケが非常になめらかなので、前ボケを使った表現もけっこうハマる気がする。 旧型の弱点であった周辺の解像力はだいぶ改善されており、開放ではゆるいがF5.6〜F