現代の日本語の敬称は敬意を表したい対象者の固有名詞の直後に付ける接尾詞型の敬称と、代名詞そのものに敬意が含まれる代名詞型の敬称の2種類に大別できる。また、日本語では、話者自身が属する組織の者には、敬称を付けない(話者の身内、所属会社の経営者など)。皇族が今上天皇を「陛下」、皇太子を「殿下」と、また力士が師匠を実の親であっても「親方」と呼ぶなどの僅かな例外がある(同格ではない)。また、報道などで複数の人名を列挙する場合、紙(誌)面幅の問題があるので「(敬称略)」と断った上で敬称を付けない場合もある。なお、偉人に関しては敬称はつけない(例えば「徳川家康」)のが原則であるが、近現代の人物、特に存命人物に関しては、状況による。 様(さま) 相手を尊敬する意味で使用される。口頭でも文書でも使われ、どの場面でも用いることに違和感が少ない敬称である。 マスメディアでは皇族に対し、(対象者の年齢や性別に関