企業の人事担当者に言わせると、最近の大学生は「コミュニケーション能力」を勘違いしているそうだ。 人前で、うまく喋ることがコミュニケーション能力だと思って、やたらに語りまくる者(そして、大半はマニュアルの丸暗記)が多いらしい。 しかし、人事担当者が真のコミュニケーション能力として見ているのは、そこではない。 相手の話に能動的に関わろうとする姿勢であり、相槌であり、質問であり、働きかけである。 私がよく言う「創発的なメモ」、つまり相手の言っていることをヒントにしながら、自分の考えをメモする方法も、これにあたるだろう。 自分がどうであるとか、どんな人物であるとかを主張するのではなく、まず自分の与えられた環境や条件とは何か、相手は何を求めているのかを判断したうえで、自分なりの主張をできるかどうか、なのである。 これを「能動的な受信能力」と名付けてみたい。 企業に入りゃあわかるが、「私はこれがやりた
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