宇宙のシステムがループして、羊が上から見下ろした! コンピュータ/ソフト・ウェアをベースとした音響表現をいち早く実践し、高木正勝とのユニット、シリコムで鮮烈なデビューを飾ったAOKI takamasa。その後、不規則なビートが規則的に並ぶさまが印象的なソロ作品を経て、Tujiko Norikoとのコラボ、これまで歩み寄ることのなかった4つ打ちの導入、そして2008年の『Private Party』における真新しい電子ファンク解釈など、常に高い意識を維持しながら前進・拡張を続けてきたAOKI。そんな彼が、これまでの音源とセルフ・リミックスを収録した初のリミックス集を発表した。 AOKIいわく「完成というスイッチを押されたと同時に一生回り続ける永久機関、宇宙のシステムのようなループをつくりたい」という構想、その質感とタイミングは、2003年のスケッチ・ショウ 《Mars》のリミックスから、20