映画『アメリ』の監督としても知られるジャン=ピエール・ジュネの最新作『ミックマック』が、9月4日から恵比寿ガーデンシネマで先行公開、9月18日から全国で公開される。 『ミックマック』の主人公は、発砲事件に巻き込まれ、頭にピストルの弾が残ったままの男性、バジル。すべてをなくした彼は、ふとしたきっかけで発明家やギロチン男、人間大砲、軟体女などユニークな仲間たちと出会う。ある日偶然に、自分の頭に残る銃弾を製造する会社と、30年前に父親の命を奪った地雷を製造した会社を発見したバジルは、仲間と力をあわせて2大企業を相手にスペシャルな仕返しを実行する。 『デリカテッセン』『アメリ』に続き、ファンタジックでシュールな映像をたっぷり盛り込みながら、風刺とノスタルジーで彩られた独特のジュネワールドが広がった作品。パリを舞台に不器用でまっすぐなバジルとその仲間たちが大企業に立ち向かうという現代的なテーマが、ジ