初版年月日 2013年11月 書店発売日 2013年11月1日 登録日 2013年10月5日 最終更新日 2013年10月28日 紹介 「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」といった言葉が飛び交うレイシストたちのデモに敢然と立ちはだかった「カウンター」グループには、思想的には左翼やリベラル層だけでなく右翼も含んでいた。 その一人、山口祐二郎が「かつての仲間」への憤りとともに、レイシズム行動を見て見ぬふりをしてきた自分への怒りを真摯に書きあげた。 2013年の日本で、何があったかを伝える一冊だ。 前書きなど これは、俺が反差別運動を「やらなかった」記録と、そして「やってきた」記録だ。 二〇〇七年、その後に「ネット右翼」と呼ばれ、一万五千人もの会員を誇るようになる在特会(在日特権を許さない市民の会)が生まれた。 同じ年、俺は“反米・自主独立”を掲げる新右翼団体「統一戦線義勇軍」で活動を始めた