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書評に関するhengsuのブックマーク (62)

  • 「俺の邪悪なメモ」跡地

    hengsu
    hengsu 2010/12/29
    ”小林まこと『沓掛時次郎』、劇画・長谷川伸シリーズ第2弾。時次郎が守る子ども太郎吉を自閉症児にするという大胆なアレンジ"これで成功しているのか。見てみよう。
  • 失った少年時代を生き生きと蘇らせる/『ゾマーさんのこと』パトリック・ジュースキント - 古本屋の覚え書き

    パトリック・ジュースキントはドイツの作家。名手といってよい。その作品は職人技の冴える一品となっている。傑作『香水 ある人殺しの物語』とは打って変わった小品で、小中学生向けと思われる。佐野洋子が絶賛していたので読んでみた。 少年時代の起伏に富んだ喜怒哀楽が、物静かなタッチで描かれている。そこにはゾマーさんという不思議な男性が登場する。ゾマーさんは年がら年中、ただひたすら歩いていた。村の誰人とも言葉を交わすこともなく、何かに取り憑かれたように歩いていた。風が吹こうが、雹(ひょう)が降ろうがゾマーさんは歩いた。 少年時代のやり場のない怒り――誰もが経験したであろう修羅の炎をパトリック・ジュースキントは巧みに描き出す―― むしろ一つの腹立たしい認識のせいだった。この世はいやしさにみちている。徹底して不正で、邪悪で、卑劣きわまるいやしさずくめ。そして誰もがこのいやしさに関与している。ひとり残らず、全

    失った少年時代を生き生きと蘇らせる/『ゾマーさんのこと』パトリック・ジュースキント - 古本屋の覚え書き
    hengsu
    hengsu 2009/04/13
    ここまで読み切ってなかったなぁ。
  • 暗闇の速度/『くらやみの速さはどれくらい』エリザベス・ムーン - 古本屋の覚え書き

    ・『夜中に犬に起こった奇妙な事件』マーク・ハッドン ・暗闇の速度 ・『ストーンサークルの殺人』M・W・クレイヴン ・ミステリ&SF 近未来SF。主人公のルウは自閉症である。味わい深い文章であるためスラスラ読み進めることができない。文体とストーリー展開が見事に一致している。稀有。難点はただ一つ。時折、語り手が一人称になったり三人称になっているところ。これが少しわかりにくい。 ルウは製薬会社に勤務し、専門的な研究をしている。会社にとっては障害者雇用の補助金をもらえる上、特定の分野で才能を発揮する彼等は一石二鳥ともいえる存在だった。 ルウは色や数などのパターンを細密に読み解く。にもかかわらず自閉症のため、人の表情を読むことができない。表情と意味がつながらないのだ。会話も苦手である。隠喩はまったく理解できない。言葉に込められた感情がわからないためだ。それでも、職場の同僚である自閉症の面々とは会話が

    暗闇の速度/『くらやみの速さはどれくらい』エリザベス・ムーン - 古本屋の覚え書き
  • 『ヒトは食べられて進化した』 ドナ・ハート&ロバート・サスマン (化学同人) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 表題はセンセーショナルだが、論旨は明解である。森を出て、見通しのいい草原で暮らすようになった初期人類は肉獣のかっこうの餌にされた。ヒヒのような牙をもたない非力な彼らは生きのびるために知能と言語を発達させるしかなかった、というわけだ。 ヒトは肉獣にべられないために知能を発達させたという指摘に、なるほどと思ったのはわたしだけではないだろう。ほとんどの日人は、地動説を抵抗なく受けいれたように、人間=獲物説をすんなり受けいれると思う。 ところが、西洋人は違うらしい。万物の霊長であるヒトが肉獣の餌にされるはずがないと決めこんでいるようなのだ。いや、ヒトだけではなく、サル全般が肉獣の餌になることはないと信じられてきた。事実はまったく逆なのに。 書は第三章から七章まで全体の半分の量を費やして、ヒトを含むサル類が豹やチーター、ピューマ、ライオン、虎、熊、狼、ハイエ

    『ヒトは食べられて進化した』 ドナ・ハート&ロバート・サスマン (化学同人) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 東風blog: 発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい

    ものすごいに出会いました。 タイトルどおり発達障害(2年前にASと診断されたそうです)の当事者が、自分自身がどう感じどう生きてきたかを著したです。 前にも書いたように、私は自分の子供がどのように世界を感じているか少しでも解りたくて、高機能の自閉症の方が書かれたを好んで読んできましたが、ここまで詳細に記述されたものは初めてです。 ニキ・リンコさんが「モンダイな想像力」や「情報の便秘」と言った言葉で表現されている感覚が、深い内観に基づいた心象描写によって現実感を持って再現され、発達障害の方がどの様に世界を感じているかを知る事ができると供に、その生きにくさと、逆に、その身体ゆえに感じる事ができる神秘的な感覚を追体験しているようでした。 そして(書の中でも言及されていますが)自閉症の特性として説明されているような、第三者が表に現れるものを定型発達者の感覚で解釈した事と、当事者の方が実際に感

  • 心を射抜く一冊 - 書評 - 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 : 404 Blog Not Found

    2009年01月24日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Code 心を射抜く一冊 - 書評 - 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 日実業出版長谷川様より献御礼。 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 荘司雅彦 初出:2009.01.22; 販売開始まで更新 これだよ、これ! こういう法律のを待っていた! 法律というものを知りたい人が、最初に読むべき一冊。 すでに読んでしまったのことをきれいさっぱり忘れてでも、そうすべき一冊。 書「六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座」は、「書評 - 最短で結果が出る超仕事術」ならびに「嘘を見破る質問力」が、いよいよ職である法律について書いた渾身の一冊。間違いなく、著者の最高傑作であり、今後の一般向け法律のあり方を根底からくつがえすことになる作品。 目次 - Amazonより 第1章 六法ってなんだあ? 1 六法全書の役

    心を射抜く一冊 - 書評 - 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 : 404 Blog Not Found
    hengsu
    hengsu 2009/01/25
    これは読むかも
  • 不可能性・不確定性・不完全性 - 書評 - 理性の限界 : 404 Blog Not Found

    2009年01月21日12:15 カテゴリ書評/画評/品評Math 不可能性・不確定性・不完全性 - 書評 - 理性の限界 なんとも素晴らしい一冊。 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性 高橋昌一郎 著者による「ゲーデルの哲学」も素晴らしかったけど、より「一般人も知っておくべき「不○×性」が、新書一冊に見事に収まっている。 書「理性の限界」は、まさにタイトルどおり、理性が理性であるがゆえに生じる限界--実は矛盾を、理性的に留まらず感性的にも、理系にとどまらず文系にも届く言葉でまとめた一冊。 目次 - 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性 高橋昌一郎 講談社より 序章 理性の限界とは何か 第1章 選択の限界 投票のパラドックス / アロウの不可能性定理 囚人のジレンマ / 合理的選択の限界と可能性 第2章 科学の限界 科学とは何か / ハイゼンベルクの不確定性原理 EPRパラドック

    不可能性・不確定性・不完全性 - 書評 - 理性の限界 : 404 Blog Not Found
    hengsu
    hengsu 2009/01/22
    これはまとも。書名が他の本とかぶるのはしかたたないか
  • 構成員約4万人、彼らはなぜ存在するのか~『山口組概論』 猪野健治著(評:荻野進介):日経ビジネスオンライン

    今から十数年前のこと。ヤクザ映画の後追いファンになった私は、新宿の片隅にあった昭和館に週をおかず通っていた。同名の歌が大ヒットした「網走番外地」、群像劇の傑作「仁義なき戦い」、三島由紀夫も好きだった唐獅子牡丹の「昭和残侠伝」……義理と人情の板ばさみに悩みながら、ドスを片手に暴れまわる男たちに何を託していたのか。いま考えると恥ずかしさが先に立つ。 映画をきっかけに現実のやくざにも興味をもった。何冊かのを読み、やくざについてはわかった気になっていた。ところが書を読み、「スクリーンの上のやくざと現実のやくざは違う」と一知半解を恥じた。 会社と同じ、やくざも一つの利益集団なのだが、その利益がどこから来ているのかという下部構造の認識が抜け落ちていた。やくざ来の粗暴さを如何なく発揮し、たまたま規模が大きくなったのが山口組だろう、と思っていたら、そんな単純な話ではなかったのだ。 書は、40~50

    構成員約4万人、彼らはなぜ存在するのか~『山口組概論』 猪野健治著(評:荻野進介):日経ビジネスオンライン
    hengsu
    hengsu 2009/01/21
    山口組は、沖仲仕の労働組合がベースだったのか。米国のホッファみたいだ
  • 構成員約4万人、彼らはなぜ存在するのか~『山口組概論』 猪野健治著(評:荻野進介):日経ビジネスオンライン

    今から十数年前のこと。ヤクザ映画の後追いファンになった私は、新宿の片隅にあった昭和館に週をおかず通っていた。同名の歌が大ヒットした「網走番外地」、群像劇の傑作「仁義なき戦い」、三島由紀夫も好きだった唐獅子牡丹の「昭和残侠伝」……義理と人情の板ばさみに悩みながら、ドスを片手に暴れまわる男たちに何を託していたのか。いま考えると恥ずかしさが先に立つ。 映画をきっかけに現実のやくざにも興味をもった。何冊かのを読み、やくざについてはわかった気になっていた。ところが書を読み、「スクリーンの上のやくざと現実のやくざは違う」と一知半解を恥じた。 会社と同じ、やくざも一つの利益集団なのだが、その利益がどこから来ているのかという下部構造の認識が抜け落ちていた。やくざ来の粗暴さを如何なく発揮し、たまたま規模が大きくなったのが山口組だろう、と思っていたら、そんな単純な話ではなかったのだ。 書は、40~50

    構成員約4万人、彼らはなぜ存在するのか~『山口組概論』 猪野健治著(評:荻野進介):日経ビジネスオンライン
  • 予想どおりに不合理 - レジデント初期研修用資料

    例によって抜き書き。書評では「行動経済の」とあったけれど、むしろ心理学とか、マーケティングのだと思った。 「おとり」の効果 選択枝に「おとり」を設定すると、特定の選択枝に、顧客を誘導することができる 似たような製品が販売されていると、たいていの場合、中間価格の製品が選択される。 最初から、一番売りたい製品を「中間」に設定すると、それを売ることができる 飲店経営コンサルタントのノウハウ。価格の高い料理をメニューに加えると、たとえそれを注文する人がいなくても、 レストラン全体の収入が増える。たいていの人は、「次に高い」ものを注文するから 誘導したい選択枝によく似ていて、それよりもわずかに劣る、「おとり」選択枝を加えることで、 誘導したい選択枝がより引き立つだけでなく、競合する選択枝よりも優れているように見せることができる 相対性 「比較」されると、劣位に回った人間はそれを挽回しようと思う

  • 木地雅映子『悦楽の園』 | こどものもうそうblog

    Selected Entries 木地雅映子『悦楽の園』 (10/16) Categories WORKS (594) 講座 (236) game (153) BOOK (373) computer (23) iPhone&iPad (2) MOVIE (48) music (38) News Dig (23) PLAY (136) publication (52) web (20) web game (26) すごいよ! (45) カード (15) ゲームをつくろう (3) ゲーム実習 (14) コックリさん (11) 気になるの (109) 写真 (24) 日々 (128) 萌え発想 (32) Archives August 2017 (1) April 2017 (1) December 2016 (1) November 2016 (1) October 2016 (3) Sept

    hengsu
    hengsu 2009/01/09
    もう少し上手い評は無いものか
  • 404 Blog Not Found:「人類最大の敵」 - 書評 - 人類は「宗教」に勝てるか

    2009年01月02日01:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 「人類最大の敵」 - 書評 - 人類は「宗教」に勝てるか 長いこと書評しそびれていたのだけど、 人類は「宗教」に勝てるか 町田宗鳳 実に苦く、そして「いい」タイミングでもあるので。 404 Blog Not Found:News - 開けたくもないし、ましてやめでたくもないけど 数多い「反」宗教の中で、最強の一冊である。 書「人類は「宗教」に勝てるか」は、神学者による反宗教、いや非宗教。 それも、ただの神学者ではない。 著者略歴 町田 宗鳳 1950年京都府に生まれる。14歳で出家し、以来20年間、京都の臨済宗大徳寺で修行。1984年に寺を離れ渡米。ハーバード大学神学部で神学修士号およびペンシルヴァニア大学東洋学部で博士号を得る。プリンストン大学東洋学部助教授、国立シンガポール大学日研究学科准教授、東京外国語大学

    404 Blog Not Found:「人類最大の敵」 - 書評 - 人類は「宗教」に勝てるか
    hengsu
    hengsu 2009/01/02
    "一神教の根源的な問題とは一体なんなのだろうか。どうあがいても、悪が「対生成」されてしまうことではないのだろうか。" なるほど。
  • 幸せって何だろう - 池田信夫 blog

    経済学では100年以上、人間の幸福(効用)は財の消費量の増加関数だと仮定してきたが、この命題は一度もシステマティックに実証されたことがない。そもそも一意的な(合理性の公準をみたす)効用関数が実際に存在するというデータさえない。行動経済学の実験は一致して、そのような効用関数は存在しないと証明している。20年にわたる大規模な医学データも、他人の幸福が自分の幸福に大きな影響を及ぼすことを示している。 書によれば、BBCは「幸福とは何か」というシリーズを2度も放送し、経済学が幸福の基準にしているGDPは、個人の心理的な幸福とまったく一致しないという多くのデータを紹介したそうだ。これは以前の記事でも書いたように正しい。GDPは、他に広く使われて信頼できる指標がないから使われているだけで、特に情報財についてはミスリーディングな指標である。 たとえばNTTの固定電話収入は1996年には5.7兆円だ

    hengsu
    hengsu 2008/12/18
    此の本は読もう。でも、コメントに経済学で幸福が測れるかどうかなんてあったけど、みなの幸福を追求するために経済学があるんだろうが。
  • 本読みさん - nonoyumeのぽよぽよな日々

    S嬢さんのところで紹介されていた「自閉症の社会学」を読んだ。私は感想文が苦手なので、それらしきものは書けない。でも面白かったです。どれくらい面白かったかというと、低め安定を保っていた気分が軽い躁状態になったような感じがするくらい面白かった。 「自閉症の社会学」の面白さは、やはり一方的な視点ではないところだと思う。私は以前、定型発達の人の言葉を「通訳」したことがあるのだけれど、その作業をしながら、文字に現れていない言葉を、どうやって自分は解釈しているのか不思議な気分になったことがある。 私にとっては「自閉症裁判」よりも面白かった。「自閉症裁判」は少し感情が入りすぎている印象がある。それが読みやすさにつながっているのだと思うのだけれど、ややおおげさな表現がたまに気になってしまった。これは私が小説が苦手だということと関係があるのかもしれない。 ちなみに「自閉症裁判」はアスペルガー当事者の知人には

    本読みさん - nonoyumeのぽよぽよな日々
    hengsu
    hengsu 2008/12/03
    『「自閉症の社会学」の面白さは、やはり一方的な視点ではないところだと思う。』
  • オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険 - 情報考学 Passion For The Future

    ・オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険 学術的には否定されているのに既成事実として何度もよみがえる心理学の話や考え方を叩き割る。 第一章のオオカミに育てられた少女アマラとカマラの話は作り話だったという事実に驚かされた。この事件は幼児期の大切さを説く材料として日の小学校の道徳や高校の倫理の教科書にも使われてきた。私も学校で聞いた記憶がある。 アマラとカマラについては、発見者らによって詳細な観察日誌(和訳も出版されている)や写真が大量に残されている。二人の少女らしき人物がいたことは事実のようなのだが、オオカミに育てられた、だとか、保護された後の生育状況などは真っ赤な嘘らしい。著者は専門家ならばすぐに見破れる大きな矛盾を幾つも指摘している。ところが、当時、資料を真に受けた発達心理学者の大物がアメリカに紹介したために、マスメディアが大きく取り上げて、世界中が当の話だと信じ込んでし

    hengsu
    hengsu 2008/11/12
    心理学に関しての嘘の通説を論破する本
  • 『やさしいベイトソン』野村直樹(金剛出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「生物+環境こそ生存の単位、それが生き延びる、考える、進化する」 グレゴリー・ベイトソンの思考から、しばらく遠ざかっていることに気づき、あの着想の鉱脈めがけてまた潜っていきたいと思っていたちょうどそのとき、このに出会った。 短くて、愛想のいい顔をしただが、ここで語られることは深く、広大だ。大学の1、2年生むけの少人数授業(うちの学部では「総合文化ゼミナール」と呼んでいる)の副読には、もってこいかもしれない。 カリフォルニアの海岸の森に住む、風変わりな巨体の、トナカイのような赤い鼻をしたイギリス人。ぼくがベイトソンに対してもっていたそんなイメージは、勝手に頭の中で作ったものだが、このの著者は実際に晩年のベイトソンから教えをうけていた! およそそんなことで人をうらやんだことはないけれど、こんどばかりは、心底うらやましく思った。よれよれダブダブのシャツ姿で床に足を投

    『やさしいベイトソン』野村直樹(金剛出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    hengsu
    hengsu 2008/11/03
    「やさしいベイトソン」
  • プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか? - 情報考学 Passion For The Future

    ・プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか? タイトルから内容がわかりにくいが、タフツ大学の小児発達学部教授で読字・言語研究センター長が書いた「読書脳」のである。 私たちが字を認識して読書をする能力は、脳の特殊化と回路の自動化のおかげだという。人間は生存に必要な物体認識の古い回路を特殊化して文字認識の回路に再構成した。やがて視覚が受け取った情報を言語として理解するプロセスは高度に自動化されて流暢に読み書きをする能力になった。人間の読字能力の獲得には2000年を要したが、現代人は生まれて2000日でこの言語能力を身につける。 使用言語によって脳の使い方が異なるという点が興味深い。漢字とアルファベットでは脳の別の領域を使う。漢字と仮名が交ざった日語を使う日人の脳は、漢字を読むときは中国語に近い経路を使うが、平明な音節文字である仮名部分ではアルファベットに近い経路が活性化する。バイ

    hengsu
    hengsu 2008/10/15
    『タフツ大学の小児発達学部教授で読字・言語研究センター長が書いた「読書脳」の本』[ディスレクシア][読字障害][book][review]
  • 放浪の天才数学者エルデシュ

    天才はどこか浮世離れしているとはいうものの、エルデシュは群を抜いている。 しかも、その奇行っぷりは数学者の育成に大きく貢献しているときたもんだ。驚異的な言動を追いかけているうちに、エルデシュとは、異世界から地球にちょっと立ち寄った人っぽい「現象」だったのではないかと思えてくる。まるで、数学の進歩を促しにきたかのように。 もちろん、3歳で数学と出会い、自力で負の数を見つけだしたとか、論文数が史上2番目に多いとか(1位はレオンハルト・オイラー)、ほとんど眠らず、1日に19時間も問題を解く毎日だったとか、どのページを開いても桁違いの話ばかりだ。読み手は、驚いたり笑ったり、ちょっとホロリときたり、かなり忙しいだろう。 けれども、一番心うごかされたのは、エルデシュのスタイルだ。彼は「みんなで」問題を解こうとした。世界中に散らばった数学仲間と、同時進行でたくさんの問題に取り組む。粗末なスーツケースひと

    放浪の天才数学者エルデシュ
  • $this->get if $you->learn(slow) - 書評 - すぐわかるオブジェクト指向Perl : 404 Blog Not Found

    2008年06月20日01:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages $this->get if $you->learn(slow) - 書評 - すぐわかるオブジェクト指向Perl 著者より献御礼。 すぐわかるオブジェクト指向Perl 深沢千尋 「すぐわかる」のタイトルに反して、「すぐにわからない人が、すぐではなくあくまで自分のペースでゆっくり学ぶ」のに向いた良書。ウサギタイプではなく、カメタイプの人が Perl を学ぶのであれば、書が第一選択肢となるべきだ。 書「すぐわかるオブジェクト指向Perl」を著者が著したのは、リャマおよびアルパカでは学べなかった読者がいるからだと著者は言う。 添え状より Danさんはブログに「Perlを学ぶ最短ルートはリャマとアルパカを読むこと」と書かれています。同感ですが、ぼくの同僚などはリャマを読ませても飽き

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    hengsu
    hengsu 2008/06/20
    giftedの自覚はあったんだ。
  • 書評 - 理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! : 404 Blog Not Found

    2008年06月02日15:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 書評 - 理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 著者および編集者の連名で献御礼。 理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 平林純 なんというゴージャスな企画。 著者がうらやましい。これだけのメンバーから経済学の個人授業を受けて、授業料払うどころか印税もらえるなんて:-) まさに 404 Blog Not Found:これぞ真打ち - 書評 - ラクをしないと成果は出ない 83 「格的に勉強したい」分野の仕事を引き受ける の実践例。 書「理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く!」は、hirax.netの中の人によるWeb連載、エンジニアのための経済学最適インストール/Tech総研を大幅加筆の上、書籍化したもの。 目次 - 手入力 はじめに 第1講 当の成果主義って何ですか

    書評 - 理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! : 404 Blog Not Found