ブックマーク / number.bunshun.jp (25)

  • プチ鹿島が眺めるスポーツ新聞世相。5月は「キヨシとフランシスコ」祭り!(プチ鹿島)

    5月になっても首位を快走中の横浜DeNAベイスターズの中畑清監督と、イースタン・リーグでは好調な巨人のフランシスコ。 今回から「月刊スポーツ新聞時評」を書くことになりましたプチ鹿島です。時評、といってもおカタいものではありません。スポーツ新聞がいかに楽しいものなのかという報告です。 ネット全盛のいま、紙媒体がマスコミのすべてではなくなった。オヤジ好みのスポーツ新聞は世の中心ではなくなってきた。独特の進化をしてガラパゴス化している気配もある。 そこで私は考え方を変えてみたのです。 オヤジがいま何に夢中なのか。オヤジが発信してオヤジが受信しているメディアが依然として存在し、社会でいまだに受け入れられているならば、そういった「オヤジジャーナル」の今を知ることも大切なことではないか。そして、それらを分析することで、何かがみえてくるのではないか。それがこのコラムの大テーマです。 5月は何はおいても「

    プチ鹿島が眺めるスポーツ新聞世相。5月は「キヨシとフランシスコ」祭り!(プチ鹿島)
  • 黒田、斎藤、そしてダルビッシュ――。MLB通訳・二村健次が愛される理由。(菊地慶剛)

    レンジャーズでダルビッシュ投手の通訳を務める傍ら、「Speaking Baseball-野球という共通語」というMLB公認ブログで現地からの情報を発信し続けている。 日人メジャーリーガーの存在が当たり前になった昨今では、選手以外の日人スタッフの台頭も目覚ましいものがある。 パイレーツでストレングス&コンディショニングコーチを務める百瀬喜代志氏を筆頭に、アストロズでマッサージ・セラピストとして活躍する岡克己氏。さらにジャイアンツでブルペン捕手をしている植松泰良氏、同じくマッサージ・セラピストの小川波郎氏等々。 日人選手が所属していなくても、長年にわたりチーム内で確固たる地位を築いている日人スタッフも今では少なくない。 そして、日人スタッフとして最もメジャーな存在が通訳だろう。 単に選手とコーチやメディアとの橋渡しをするだけでなく、日とは違った環境に身を置くことになった選手たちが、

    黒田、斎藤、そしてダルビッシュ――。MLB通訳・二村健次が愛される理由。(菊地慶剛)
  • 米マイナーに、7億円の黒字球団!?日本の二軍と全く違う経営方法とは。(並木裕太)

    長いレギュラーシーズンの戦いを終え、メジャーリーグ(MLB)はポストシーズンの季節を迎えましたが、これより一足早い9月中旬にシーズンの全日程を終えたのがマイナーリーグです(MiLBと表記します)。 今回は、このMiLBの実態について、元選手の体験談を交えながら解説したいと思います。 まずは全体像の整理から。MLBの傘下リーグであるMiLBは、上から順に「3A(トリプルA)」「2A(ダブルA)」「アドバンスドA」「1A(シングルA、クラスA)」「ショートシーズンA」「ルーキー・アドバンスド」「ルーキー・リーグ」の7つの階級に分かれています。 さらにそれぞれが複数のリーグに分かれていて、全て足すと19リーグ(ただし3AのメキシカンリーグはMLBの傘下協定に入っていない)、総チーム数は243を数えます。 「3Aまで行くと“ちょっと稼ぎのいいサラリーマン”」 それではここで元選手の1人目、橋知周

    米マイナーに、7億円の黒字球団!?日本の二軍と全く違う経営方法とは。(並木裕太)
  • 元中日・チェンがMLBで開花するまで。2人のコーチと、黒田博樹の存在。(菊地慶剛)

    9月15日、オリオールズとの試合を控えたブルージェイズの監督室で、番記者からジョン・ギボンズ監督にこんな質問が向けられた。 「(オリオールズとブルージェイズは)開幕前はお互いに強力な打撃を誇りながらも、投手陣に不安を抱えていた似たものチームだった。途中まで首位を争いながら現時点でここまで差が開いてしまった両チームの違いは何だったと思うか」 記者の質問も当然だろう。 7月までメジャー屈指の激戦区といわれるア・リーグ東地区で、熾烈な首位争いを続けていた両チーム。 しかし、9月時点では11.5ゲーム差をつけられ、オリオールズの独走を許してしまったからだ。ギボンズ監督は複数の要因を挙げていたが、とにもかくにも8月の戦い方がすべてだったように思う。 オリオールズは8月のメジャー最多タイの月間19勝を記録する一方で、ブルージェイズはメジャー最少タイの9勝。 ティルマンとチェン、後半戦は2人で12勝1敗

    元中日・チェンがMLBで開花するまで。2人のコーチと、黒田博樹の存在。(菊地慶剛)
  • 10年前の三冠王が一打席に懸ける思い。~松中信彦、王会長の言葉を胸に~(石田雄太)

    真っ黒に日焼けしたベテランは、試合前のバッティング練習で、これまでに見たことのない動きを見せた。まず左手一でバットを持ち、10球、丁寧に打ち下ろす。今度は右手一に持ち替えて、ふたたび10球、丁寧に打つ。 「以前のバッティングとは右手の使い方がまったく違います。今までの自分だったらあり得ない打ち方なんですけどね」 そう言って、松中信彦は笑った。 10年前の三冠王は、開幕を一軍で迎えたものの、代打としての13打席で内野安打1だけという不振に喘ぎ、5月19日に登録を抹消された。松中はこの頃、自分自身に衰えを感じている。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 663文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。 有料会員登

    10年前の三冠王が一打席に懸ける思い。~松中信彦、王会長の言葉を胸に~(石田雄太)
  • 青木宣親のギアを上げたイチローとの再会。~刺激と助言を胸に、安打量産へ~(四竈衛)

    気持ちがわくわくするような感覚を思い起こした。6月6日、メジャーで初めてヤンキース・イチローと「対戦」したロイヤルズ青木宣親は、試合後、少年のように瞳を輝かせながら、その空間を振り返った。 「うれしかったですね。メジャーに来て、イチローさんと同じフィールドでプレーするのは、ひとつの夢みたいなものでしたから」 開幕から2カ月が経過し、残りは約100試合。9日の試合後には、一緒に事に出かけ、野球談議を交わした。グラウンド内外で実現したイチローとの再会は、青木にとって上昇のキッカケになり得る、願ってもない機会だった。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 622文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。 有料会員登録 有

    青木宣親のギアを上げたイチローとの再会。~刺激と助言を胸に、安打量産へ~(四竈衛)
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    hidamalar 2014/06/22
  • 2番は“ゲームを動かせる打順”。野球を変える「2番打者再考」論。(氏原英明)

    ゲームを動かすことができる打順」 そんな話題になったのは、西武のキャプテン・栗山巧に、打順についての話を尋ねた時だ。 栗山は'08年のシーズン、2番打者として最多安打のタイトルを獲得。1番・片岡治大(現巨人)と、3番・中島裕之(現アスレチックス)、4番・中村剛也のクリーンアップの間に位置し、日一の立役者になった一人だった。 前後の打順を考えれば、攻め方が変わってくる。 「僕の前が片岡さん、中島さんとおかわりが後ろにいる打順で、そこに挟まれて2番をやれたのは大きかったです。最初は、苦しみながらヒットを打つことを考えていたんですけど、どうやってヒットを打つかと考えたときに、流れに沿った中でプレーした方がヒットになりやすいことがわかってきました。 たとえば、片岡さんはその当時50~60の盗塁がありました。単純に考えたら、相手のバッテリーは(片岡さんの)スチールを防ごうと思って、外のまっすぐが

    2番は“ゲームを動かせる打順”。野球を変える「2番打者再考」論。(氏原英明)
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    hidamalar 2014/06/17
    バント論。筆者はバント否定派寄りの中立。個人的にはバントは状況が揃わない限り使わなくてもいいと思う。成功率八割、進塁一つの代償がワンナウトというのは使える状況限られて当然
  • 日本球界に乗り込むキューバの英雄。門戸開放の陰に「亡命」と「裏開催」。(鷲田康)

    巨人入りしたセペダ(右)やDeNA入りが決まったグリエルは、キューバ代表としてWBCや五輪、親善試合などで日との対戦経験がある。シーズン途中からの加入で、領を発揮できるか。 巨人とDeNAに相次いで、キューバの代表選手が入団した。 巨人と契約したのはフレデリク・セペダ外野手(34)。'04年アテネ、'08年北京の両五輪や、過去3回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でもキューバ代表として活躍した、文字通りキューバ野球の顔と言える選手である。すでに5月12日には来日、ケガで登録を抹消されたレスリー・アンダーソン外野手に代わって15日には一軍登録されて早くも実戦投入されている。 一方、DeNAが契約にこぎつけたユリエスキ・グリエル内野手(29)も'02年の代表入り以来、ほとんどの国際大会に出場している好選手で、'04年のアテネ五輪、'06年の第1回WBCでは内野のベストナインにも

    日本球界に乗り込むキューバの英雄。門戸開放の陰に「亡命」と「裏開催」。(鷲田康)
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    hidamalar 2014/05/16
    シーズンオフの意味を知らぬわけでもあるまいに
  • <“空白の一日”が変えた人生> 江川卓×小林繁 “悲劇のヒーロー”流転の31年間。(阿部珠樹)

    中を揺るがせた“怪物”の巨人入団騒動は1人の男の人生を大きく変えることになった。 憧れのユニフォームに袖を通したスターを尻目に、自らの運命を気骨ある態度で受け止めた男は、“悲劇のヒーロー”に祭り上げられる。世間の同情などどこ吹く風、強気の投球で野球界を駆け抜けた反骨のエースは、引退後に誰もが予想しえない道を歩んだ。 今年1月に幕を閉じた波乱の半生を辿る。 1979年の流行である高いカラーのシャツに水玉のネクタイを締め、すきなくスーツを着こなした様子はとてもプロ野球選手には見えなかった。きれいに櫛目の入った髪は1の乱れもない。細面の中の大きな目が印象的だが、その日、その目は明らかに充血していた。長い話し合いにようやく決着がついたのだ。もうじき日付けが変わる。夜が明ければ2月1日。野球選手にとっては元日である。「大晦日」の深夜、小林繁は強烈なライトに照らされながら、記者たちの前で口を開い

    <“空白の一日”が変えた人生> 江川卓×小林繁 “悲劇のヒーロー”流転の31年間。(阿部珠樹)
  • かつての美しさはどこへ行った!?F1のイメージを覆す新車に唖然。(尾張正博)

    ヘレス合同テストでレッドブルが発表した、2014年シーズンの新車「RB10」。フロントノーズの形状をはじめ、かなり見慣れない形であることは間違いない。 「ニューウェイ、お前もか!!」 セバスチャン・ベッテルと新しく加入したダニエル・リカルドの手によって、レッドブルの新車RB10のベールが外された瞬間、多くのファンが心の中でそんな言葉をつぶやいたに違いない。 新しいシーズンを迎えたF1界は、1月下旬に入ってニューマシンの発表が続いている。1月24日にマクラーレンが、そして翌25日にはフェラーリが、それぞれインターネット上で新車をお披露目。ザウバーやウイリアムズもこれに続いた。 通常であれば、新車の発表会は1年でもっとも盛り上がる時期のひとつだが、今シーズンはいつもと雰囲気が違う。それは、どのチームのニューマシンにもある共通点があり、それがこれまで私たちがF1マシンに抱いていたイメージを大きく

    かつての美しさはどこへ行った!?F1のイメージを覆す新車に唖然。(尾張正博)
  • 恐ろしく密度の濃いストレート負け。ナダルにあり錦織圭に無いものとは?(秋山英宏)

    「(メジャー大会で身体に)痛いところもなく戦えたことは、昔はなかったこと。身体が強くなっているのを感じています」と試合後にコメントした錦織。 恐ろしいほど密度の濃いラリーだった。 全豪オープン4回戦、第16シードの錦織圭は、男子ツアー随一のストローカー、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)に真っ正面から打ち合いを挑んだ。 両者の前回の対戦は昨年の全仏オープン。全仏のレッドクレー(赤土)と全豪のハードコートでは、ボールの弾み方が大きく違う。ハードコートの特徴である球足の速さを生かすために、錦織は速攻を仕掛けた。一方のナダルも全豪のコートにプレーを適応させて、いつもより低い弾道の速いボールを繰り出してきた。 両者が放つボールの速さ、深さと角度、そして動きのスムーズさが尋常じゃない。思い出したのが、このロッド・レーバー・アリーナ(全豪のセンターコート)で何度も見てきたナダルとノバク・ジョコ

    恐ろしく密度の濃いストレート負け。ナダルにあり錦織圭に無いものとは?(秋山英宏)
  • <独占インタビュー> 井端弘和 「いざ、巨人軍へ」(鷲田康)

    真骨頂たる右打ちで日中を熱狂させたWBCでの大活躍から一転、 不調のシーズンの果てに、16年間を過ごした愛着あるチームと決別。 新天地での再起を期す男が、秘めた決意を静かに語りはじめた――。 屈辱だったことは想像に難くない。 中日一筋に16年。荒木雅博との“アライバ”コンビとして、強い中日の象徴的な存在だった井端弘和は、このオフに就任した落合博満GMによって、実質的に切られた。 年俸2億5000万円から88%減の3000万円への減俸提示。かつては師弟関係とも言われていた元監督の示した条件は、井端に「やめろ」と言っているのも同じだった。 提示を受けたときは、相当ショックだったのでは? インタビューで改めてこのときの気持ちを問うと、井端は静かに首を振った。 「いや、そんなでもないですよ」 時が経ったせいもあるのかもしれないが、かつてのボスの仕打ちを、今は淡々と受けとめている。 「契約社会なの

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    hidamalar 2013/12/20
  • 複数球団との交渉は可能だが……。新ポスティング制度、“負”の側面。(鷲田康)

    新ポスティング制度の日米合意により、メジャー挑戦に道が開けた楽天・田中将大。入札上限額の2000万ドル(約20億円)は適正な額と言えるのだろうか。 日米間の新しい移籍制度が日時間の12月17日、正式に発効した。 これまで何度も新聞紙上などで報じられているように、新制度では移籍希望を持つ選手を抱える日の球団が、2000万ドル(約20億円)を上限に移籍金の額を設定して、その金額を了承して獲得を希望するメジャー球団が応札。選手は手を挙げた全球団と交渉して移籍先を決めることができるというものだ。 日プロ野球選手会の松原徹事務局長は、次のようなコメントで新制度を評価した。 「選手が複数球団と直接交渉できる制度になったことを嬉しく思う」 近い将来のメジャー移籍を表明している広島・前田健太投手も、新制度にこう歓迎の意を表している。 「(複数球団と交渉できることは)選手にとっていいことだと思う。選手

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    hidamalar
    hidamalar 2013/12/20
  • “一軍定着人数”から考える、各球団の新陳代謝のクオリティ。(小関順二)

    8月23日の巨人戦で塁打を放つDeNA・梶谷隆幸。この月は、王貞治、山浩二、江藤智に並んでセ・リーグ歴代2位となる月間31得点を記録。11月の小久保JAPANでも主戦力となった。 『2014年版 プロ野球スカウティングレポート』(廣済堂出版)の発行に向けて現在、12球団の投手、野手をAランク(3人)とBランク(8人)に分け、各種データに沿った解説をつける準備をしている。 投手ならボールカウント別、野手なら走者別などでどのような成績を残したか、打つ形、投げる形なども交えてできるだけ懇切丁寧に解説する。 難しいのは2013年にポンと飛び出した選手の解説だ。たとえば、初めてBランク以上で取り上げる西野勇士(ロッテ・投手)、中村晃(ソフトバンク・一塁&外野手)、岡田俊哉(中日・投手)、梶谷隆幸(DeNA・内野手)たちはアマチュア時代のパフォーマンスとともに紹介するのだが、梶谷などはアマチュア時

    “一軍定着人数”から考える、各球団の新陳代謝のクオリティ。(小関順二)
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    hidamalar 2013/12/12
    定着と活躍はまた別の話だと教えてくれるDeNA
  • 去りゆく2人の名将。古き良き野球との惜別。~MLBを支えた昔気質の人情派~(四竈衛)

    今オフも、また米球界の名物監督がユニホームを脱ぐことになった。タイガースを率いてきたジム・リーランド監督が、今季限りで勇退することを発表した。'03年にア・リーグワースト記録の年間119敗を喫するなど、長年の低迷から一転、就任直後の'06年にワールドシリーズ出場を果たしたのをはじめ、今季まで地区3連覇を遂げるなど、世界一にもっとも近い強豪のひとつとして復活した。だが、'63年にプロ入りして以来50年目。体力的にも限界に近かった。 「もうすぐ69歳になるが、恥ずかしいことではなく、誇らしく思うよ。ガソリンがかなり減ってきているんだ」 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 640文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

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  • 1万人を集めた盛況のトライアウト。“独立L組”木田、小林宏の心模様。 (田口元義)

    打者4人に対して安打性の当たりを許さず、経験値の高さを見せた木田(左)と小林宏(右)。現地視察に来た中日・落合GMは選手名こそ明言しなかったが「ここにいちゃいけないメンバーがいた」とトライアウトを総括した。 11月10日の静岡は雨。 悪天候のなか、それでも大勢のファンが合同トライアウトを観戦するために草薙球場に足を運んだ。 今年は何より、「大勢」のスケールがけた違いだった。 入場者数、約1万人――。 昨年までは一塁または三塁側スタンドの一角でしか観戦できなかったこともあり、多くても1000人を少し超える程度だった。 それが、今年はスタンドを全面開放。例年同様、入場料が無料ということもあり立ち見客も数多く、内野席だけで表現すれば「立錐の余地なし」。雨のため会場が室内へと移されても、施設の周りには黒山の人だかり。その盛況は終始変わらなかった。 門戸を広げればこれだけの集客が望める。だからこそ日

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    hidamalar 2013/11/11
  • 上原浩治の“出来すぎた”1年間。38歳の男を支える、等身大の反骨心。(菊地慶剛)

    11月2日に行なわれた優勝パレードでファンの声援に応える上原浩治。今シーズンはSNSなどを通じて、ファンとの交流を図ってきた。 レッドソックスの上原浩治投手。 彼の今シーズンを振り返ると、人が表現しているように“出来過ぎ”という言葉が最も適しているのだろう。 地区優勝、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズの常に大事な局面で登板し、試合を決める最後の打者を空振り三振で締めくくる。如何に有能な脚家でも書けないような、あまりに出来すぎたクローザー夢物語のシナリオを体現してしまったのだ。 すでに報道されているように、シーズン途中から4人目(正確には4人目で5番目)のクローザーに指名されて以降、圧倒的な投球とともに、日米で“時の人”となった。 ただ、上原のチームでの存在感はシーズン開幕当初から眩いばかりの光を放っていた。 「コウジがMVPを受賞しても驚かないだろう」 ポストシー

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    hidamalar 2013/11/10
  • 田澤純一は親しみやすい“宇宙人”?メジャー流育成の、新たなスター像。(中村計)

    世界一を決め、上原浩治とともに無邪気に喜びを表す田澤純一(左)。日球界にはあまりいないタイプの、気さくな男だ。 プロ野球選手っぽくない。 それが昨シーズンオフ、レッドソックスの田澤純一を取材したときの第一印象だった。わかりやすく言えば、町で見かけたら、気軽に話しかけられそうな雰囲気なのだ。 インタビュー終盤、こんなことがあった。同席していたマネージャーが、私が質問しているときに、タイムリミットであることを告げた。すると、田澤は無言のまま手でマネージャーを制し、私の質問に最後まで耳を傾けてくれた。 こんな仕草を、いかにも自然にできるプロ野球選手がいるのかと、小さく感動した。 アメリカでこれだけの実績を残しながら、田澤が普通っぽさを維持できているのはなぜなのか。思い当たるのは、日で甲子園とプロ野球、いずれの経験もない点だ。横浜商大高2年の夏に甲子園に出場しているものの、田澤は控え投手で、彼

    田澤純一は親しみやすい“宇宙人”?メジャー流育成の、新たなスター像。(中村計)
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    hidamalar 2013/11/08
  • 10年後にしか分からないことがある。'03年ドラフトの成否を、今振り返る。(小関順二)

    2003年のドラフトからちょうど10年がたち、当時の指名選手の「成功・不成功」がとりあえず明らかになった。以下、成功選手の顔ぶれを見ていこう。 [註]成功選手の目安は、打者は通算500安打、投手は通算50勝、300試合登板(1セーブは0.5勝) 2003年ドラフトの成功選手。 日ハム ……自由枠・糸井嘉男(投手→外野手・オリックス移籍)、 4巡・押健彦(投手・ヤクルト移籍) ヤクルト……4巡・青木宣親(外野手・ブルワーズ移籍) ロッテ………1巡・内竜也(投手)、6巡・成瀬善久(投手) 巨人…………自由枠・内海哲也(投手)、2巡・西村健太朗(投手) 近鉄…………自由枠・香月良太(投手・巨人移籍) 西武…………7巡・G.G.佐藤(捕手・ロッテ移籍) 阪神…………自由枠・鳥谷敬(内野手) ダイエー……自由枠・馬原孝浩(投手・オリックス移籍) 3年ぶりに抽選がない無風ドラフトになったのは、それ

    10年後にしか分からないことがある。'03年ドラフトの成否を、今振り返る。(小関順二)
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    hidamalar 2013/11/08
    筒井と川島は大成功ではないかもしれないが、成功の部類だろ。それに榎田は?藤浪は?どこまでの成功求めてるかしらないが、チームを引っ張る突出したプレーヤーなんて10年に一人くらいしか出ないもんじゃねえの
  • 1試合でMLB投手1年分の酷使度!米指標で見る、マー君160球の衝撃。(生島淳)

    一を決めた瞬間の田中。星野監督は試合後に「考えられないような継投なんだけれども、どうしたって田中が行くと言うのでね。最後はあいつ(田中)がふさわしいだろうと。彼に託した」とコメントした。 “日シリーズ第6戦、田中将大、160球を投げる” “翌日の第7戦、連投で15球を投げ、セーブをマークする” このニュースを聞いたメジャーリーグのスカウトで、「田中推し」の人たちは生きた心地がしなかったのではないか。 アメリカでは、あくまで肩は消耗品。完全に回復することはなく、消しゴムのように擦り減っていくと考えられている。 日のマスコミ報道では、肩の消耗は感覚的なものでしかないが、アメリカでは肩の消耗度を図る数式がある。 決して科学的なものではないのだが、投手の酷使という点での「指標」になっている。 「田中の160球」をこの数式に当てはめてみると、驚くべき数字が導き出された。 “Pitcher A

    1試合でMLB投手1年分の酷使度!米指標で見る、マー君160球の衝撃。(生島淳)
    hidamalar
    hidamalar 2013/11/08
    昔の投手の登板数を見れば一目瞭然だが、現代でも一流の投手はすべからく例外であり化物。一流の前提は怪我しないこと。酷使されようとも壊れないから怪物。例外たちを数字で測るのはとんでもなく難しい