リアル追求に疑問 今のTVゲームは、まさにリアルを追求しています。しかし、私はこの傾向に多少の疑問を持っています。 例えば、現在のシューティングゲームは、FPS(ファースト・パーソン・シューティング)やTPS(サード・パーソン・シューティング)が主流となっています。海外のゲームに特に多いのですが、戦争などのワンシーンが採用され、その敵キャラクターとして人間を描いているものが多く見られます。 かつてハドソンでは、自然界に存在しているものは決して敵キャラにしないようにしていました。人間の形であればロボットでいいし、クマやライオンなどの猛獣であっても、何かほかのものと組み合わせたものにしていたのです。なぜなら、TVゲームと言えども、実際に生きているものを傷つけるのはどうなのかというところに問題意識を持っていたからです。 だから先述のFPSであっても、実際の戦場ではなく、SF的な空間で、宇宙人など
