WEBダ・ヴィンチ 2007年1月号の表紙モデル、中島みゆき氏が持っている本。宮沢賢治『銀河鉄道の夜』について。 宮沢賢治による短篇童話。大正末期に執筆が始まり、昭和初期にかけ、推敲が繰り返されたが、完成には至らなかった。主人公の少年ジョバンニが夜空を渡る銀河鉄道に乗り、白鳥停車場など幻想的な世界を旅する内容。親友カムパネルラとの別れなど、無常や儚さにも通じる、作者の死生観も著されている。 「2004年に初演し、06年に再演した夜会『24時着0時発』(再演時は『24時着00時発』)の土台になった物語ですから。私にとっての『銀河鉄道の夜』を、宮沢さんにお手紙申し上げたのがあの芝居というか。かっこつけて言うなら、“宮沢賢治に捧ぐ”ってところですかね」。『24時着00時発』は、原作にはない鮭が大きな役割を果たす。 (WEBダ・ヴィンチより抜粋) インタビューを読んでいないため言及は避けますが(お