2006年12月26日16:00 カテゴリSciTech ニセ科学はリンクエラーを起こさない 問題の核心が、ここにある。 檜山正幸のキマイラ飼育記 - ニセ科学は「バグのあるモジュール」なんかじゃない このプログラミングの比喩をそのまま使い続けて話すなら、しょうもないニセ科学(「しょうもない」の定義は「通常科学と真性ニセ科学の両立不可能性 その2 」を参照)は、「バグがあるモジュール」なんてもんじゃないのです! そうであればと私も願うのだけど、現実は違う。 ニセ科学の一番の問題は、それをリンカーがパスしてしまうことだからだ。 リンカーとは、他でもない我々のことだ。 確かに檜山さんや私であれば、リンクの段階で「シンボルエラー」ではねるだろう。しかし、「サイレントマジョリティー」はそうではない。 そもそもコンパイラ(あるいはパーザー)も通らないデタラメ。それを「バグがあるモジュール」なんて言う