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ブックマーク / remote.seesaa.net (11)

  • 馬鹿を馬鹿として育てる仕組

    上の娘が小学校から、成績表をもらって帰ってきた。 幸いまあまあの成績で、英語が不自由な割には、かなりがんばったのではないかと思う。 同じバスの男の子が、成績表を見せてくれたらしい。その子は、普段から授業態度の悪い生徒だったという。 そこには、最低ランクの評価(R)がいくつかあって、驚いたそうだ。 R : The student has not demonstrated the required knowledge and skills. Extensive remediation is required. 小学校なんて、みんな[よくできました◎]の世界じゃないのか!? さらに興味深いのは、成績表の上部に、 Grade in September : 03 とある。次は3年生ですよ、という意味。あたりまえちゃうんか!? なんとRが多すぎる子供は同じ学年をやり直すこともあるのだという。 それも制

    馬鹿を馬鹿として育てる仕組
    hidematu
    hidematu 2009/06/26
    順位をつけないということは、才能のある子や努力した子を認めないことに繋がる。
  • カルチャーショック

    いつもお世話になっている近所のご家族が、ストリートパフォーマンスをやるので見に来ないかというお誘いがあった。 で、行って見ると、このために勝手に通りを閉鎖しているし。 何かと思えば、近所の人で集まって、バーベキューをして、ライブの演奏をやったりして盛り上がろう、ということらしい。 ご近所が、好きな飲み物を持ち寄って、素人のライブ演奏で盛り上がるという他愛のないイベントであったが、みんなすごく楽しそうであった。 何が驚いたかというと、参加しているのが老若男女分け隔てなく、というところだ。 小学校高学年から十代のひねくれ盛りかと思われる子供たちが、皆参加して楽しそうに踊っているのだ。 演奏者も小学生から、お父さんたちまで幅広い。お母さんたちも物真似とか馬鹿やって盛り上がる。 子供たちは踊るし、おじいちゃんおばあちゃんも椅子を持ち出して大笑いしながらイベントに参加している。 そこには世代間での隔

    カルチャーショック
  • 女性の労働力率

    キャンピングカーを買ったりして、オタワの人々が比較的余裕のある暮らしをしているように見えるのは、やはり以下の点が大きいかと思われる。 1.世帯平均所得が高い(日の1.6倍以上) 2.平均住宅単価が安い(日の0.7倍程度) 3.家自体がでかい。 ここで1に注目すると、やはり女性の労働力率というのが影響していると思われる。 さらに日の場合、パートタイム就労率が高い。 驚くべきことに、労働力率が高いほうが出生率が高く、パートタイム就労率が高いと出生率が低いというのだ。 移民の議論もいいが、豊かな生活を望むなら、女性の労働力をどう活用するかが先なんじゃないかという気がしてくる。 元ねたはこちら。(pdf)

    女性の労働力率
  • 技術者軽視の風潮の行く末

    ハコフグマンさんのこのエントリーは身につまされる。 産業のコメともいわれる半導体。その物性の研究において日は世界のトップを走ってきた。しかし、こうした分野はあと10年もしないうちに、中国やインドに追い抜かされるだろうということだ。次第に国内では人気も無くなり、若い人材も集まらなくなってきた。私も大学では物性物理を研究していた。研究は地味なデータ収集の繰り返しであったし、体に悪そうな怪しい薬品も使うし、男ばっかりだし。 会社に入れば少しは華やかなことが出来るかと期待したのであったが、配属先は半導体のプロセスであり、ほぼ同じであった。 むしろ大学と違って一切の理屈ぬきで、歩留まり重視なのであった。材料メーカーから材料を買って、ひたすらデータをとり、結果を材料メーカーにわたす。 装置メーカーの装置を評価し、歩留まりが少しでもよくなるように装置を動かす。そこは理屈よりも職人の勘みたいな世界であっ

    技術者軽視の風潮の行く末
    hidematu
    hidematu 2008/03/11
    会社に入った多くの技術者は、”技術力とは何か”について自問自答してると思う。
  • 教科書がないカナダの小学校 その2

    で言ういろいろな科目が一緒くたのカナダの小学校の授業であるが、理科と工作も一緒に学ぶようである。 「自宅で使った缶やパッケージを子供に持たせてください。どういうものが浮いて、どういうものが沈むのかを実験させます。」 というレターが学校から来た。 空き缶やら、シリアルの空き箱、ペットボトルなど、を持たせた。 一通り、実験をしてから、子供たちに船を作れという。 勿論船を浮かせたい子供たちは、それぞれの実験で浮いた材料をおのおの工夫して、船を作る、という流れである。 なるほど。単純に実験するだけでなくて、そこで得た知識を元に、ものを作らせるというのは、能動的である。 家に持って帰ってきた娘は嬉しそうに説明してくれた。 娘「このね、楽天号に旗を立てたんだよ!」 (また渋い名前をつけるな、娘よ) 私「この船、楽天号っていうのか?」 娘「違うよ、ラクテンゴーだよ。」 私「楽天号だろ?」 「Rec

    教科書がないカナダの小学校 その2
  • 教科書がないカナダの小学校

    カナダの小学校の低学年では教科書が無い。 どんな風に授業を進めているのかというと、こういうプリントを配って課題をこなしているようである。 興味深いのは、日で言う時間割というものが曖昧ということである。 今から、国語、算数、図工、というように単位ごとに区分けされているわけではないようだ。 先のプリントを見ると、まず英文を読ませているが、出てくる単語の数をカウントさせている。 で、話の内容を絵に描かせている。なるほど、文章の読解力も絵を見れば、ある程度わかるというものだ。 子供にしてみれば、単に文章を読む、という授業は考えただけでウンザリであるが、絵を描く、となると俄然張り切る、ということなのであろう。 ほかにも、足し算の結果で色を塗り分けたり、 紙の雪だるまを実際に作りながら、その作り方を書いていくなどである。 こうした教材も、それぞれの先生の工夫なのである。 一クラス20人程度までで、ア

    教科書がないカナダの小学校
    hidematu
    hidematu 2008/02/27
    とても興味深い。一律に教科書がないのか、それとも各学校の自主性に任せているのか。後者ならばすばらしい。
  • English Next

    British CouncilのEnglish Next 2006という論文に掲載されていたグラフが興味深い。 世界で使われている言語の数が、すごい勢いで減っていっている。 2050年の経済規模の予測がこんな感じ。 で、中国の言語試験の人気もうなぎ上りというわけだ。 The attractiveness of Mandarin to learners across the world is growing, and language schools in many countries are expanding their provision to include it. Unlike the enthusiasm for learning Japanese which was prompted by the economic rise of Japan, there are reason

    English Next
    hidematu
    hidematu 2008/01/29
    オーストラリアには以前数百以上の言語が存在し同化/分裂を繰り返していた。現代はイギリス/アメリカのように地理的に離れていても言葉は分裂しない。よって、いつか言語は一つになる???
  • 日本企業はやっぱり違う

    今の仕事では、アメリカ・ヨーロッパのプロジェクトもあれば、日プロジェクトも関わる。 やはり日の顧客は特徴的で面白い。 ・要求仕様があいまい ・業務分担があいまい ・契約があいまい ・パートナーといいながら、下請け ・発注主は殿様。下請け間でよきに計らえ である。 私も、前職で海外の企業との取引に関わったことがあるので、両方の言い分がよくわかる。 こちらのエンジニアと話をすると、フラストレーションたまりまくりである。 「なぜ契約書を無視するんだ?」 「なぜ仕様が勝手にころころ変わるのに、いちいち対応しないといけないんだ?請求しろ」 「なぜ彼らのライブラリのデバッグを我々がしないといけないのだ?」 「発注主がなんでちゃんとプロジェクトマネジメントしないんだ?」 という具合である。 一方で日企業の立場でいると 「なぜプロジェクトが遅れているのに、のんきに休んでやがるんだ。」 「いちいちド

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  • 半導体工場の売却について

    例の半導体工場の売却の件である。 最先端ラインのみ売却し、新会社設立だという。 これは考えてみると凄い話だ。 今までの日の半導体のラインというのは成長(微細化)が前提で投資が行われるサイクルであった。 つまり、 1.最先端ラインの構築 2.歩留まり向上 3.安定稼動 4.償却完了 5.見込みでつくりだめ、後、人件費の安い国へ装置売却 1へ戻る。 という繰り返しだ。勿論売却しないで、最先端プロセスの必要ないプロダクト向けへの転用という場合もあるが、基的に装置の運用コストと人件費が高い国ではなかなか見合わないのが現実だ。 ニーズが減ってきたから日中だけラインを動かすとか、一般的な工場のラインのようにはいかない。 で、最先端ラインを売り飛ばすってことは、今後これ以上の微細化を進めることはないということだ(当たり前)。 ということで、古いラインはどうなるのか。 数年は現用のプロダクト向けに生産

    半導体工場の売却について
    hidematu
    hidematu 2007/10/23
    過去の成功体験からは簡単には抜けられない。たぶん、いろんな分野で世代交代が必要だろうが、誰も既得権益は手放さないだろうなあ。
  • 「縮んでいく日本」を読んで

    縮んでいく日という記事を興味深く読んだ。 特にすごいのはアフリカで、年率20%で携帯電話のユーザーが増え、ガボンでは固定電話が数%しか普及してないのに、携帯電話の普及率は50%を超えている。 昔デジタルカメラ出始めのころに、コニカの社長が、日経ビジネスで 「世界ではまだまだ銀塩カメラの普及率すらxx%です。デジタルカメラの便利さはわかるが、銀塩カメラの市場もまだまだ大きい」(詳細は失念) というようなことを書いていた。 で、結果現在のありさまである。 固定電話が普及しなくてもより安く整備できる携帯というインフラがあれば順番に進む必要はない。 よく言われる老害論争の問題点というのはここにもあるように思う。年寄りは、これが順番に進むと思うのか新しい世界への飛躍が出来ない。 ガボンにキャリアなんかないから、ノキアが端末から基地局からオペレーションまで全部やって、アフリカで大もうけしているという

    「縮んでいく日本」を読んで
    hidematu
    hidematu 2007/10/12
    日本のいいところもたくさんあると思うのだが。
  • 英語が出来ない日本人

    一緒に来日しているカナダ人いわく、 「ちょっと驚いたよ。今回会ったクライアントは誰も英語が話せないだろ? しかも、このホテルのレストランのスタッフまで英語が出来なかったし。」 確かにフロントの人は話せるが、レストランのスタッフは出来ない人が多かった。 これだけ外国人がくるはずのところであるのにだ。 「逆に、北京に行ったときに驚いたのは、昔行ったときと比べて、すごい英語が上手になってるんだ。レストランとかでも。 香港のほうが出来ない人が多いぐらいの印象だったよ。」 「正直言って、日みたいな先進国で英語がここまで出来ない国は他にはないんじゃないかな」 確かに、大抵の先進国のホワイトカラーやホテルなどのサービス業の人は英語が話せる印象がある。 「さすがに日の若い人は英語話せるようにはなってきてるんだろう?」 うーむ。最近はどうなんだろうか。 娘が行っていた幼稚園でも英語のクラスとかあったし。

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