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ブックマーク / satoshi.blogs.com (79)

  • iPod touch と Angry Bird に駆逐された Nintendo 3DS

    「スーパーマリオも寄る年波に勝てず 任天堂 営業赤字見通しの裏側」という記事を読んだが、米国に暮らす私の印象は少し違う。少なくとも米国では、Nintendo 3DS は「スマートフォンやソシアル・ゲームに負けた」のではなく、「iPod touchとAngry Birdに駆逐された」という表現の方が実感に近い。 去年の夏ぐらいから、任天堂が得意とする6〜12才ぐらいの子供たちが遊ぶデバイスが、Nintendo (3)DSから、iPod touch へと目に見えてはっきりと置き換わって来たのだ。そんな親に聞くと、ほとんど決まって「私の iPhone でAngry Bird を遊びたがって、返してくれないので、しかたがないから iPod touch を買い与えた」という答えが返ってくる。 iPhone がなければ Angry Bird は生まれなかっただろうことを考えれば、間接的には「スマートフ

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    hidematu 2012/01/30
    WiiFitは世界一売れた体重計だ、と言っても体重計市場に影響ないのと同じ話。
  • 本当にストレステストが必要なのは原子力安全保安院

    「関西電力大飯原発3、4号機をめぐり、経済産業省原子力安全・保安院がストレステスト(耐性評価)の1次評価を『妥当』とする審査書の素案を提示」との報道がされているが、やはり今の段階で「妥当性」を評価すべきは、原子力安全・保安院そのものだと思うのは私だけではないはずだ。 そこで、原子力安全・保安院の妥当性を評価するための質問リストを作ってみた。 まずは「原子力村症候群」度をはかる16問の質問。 福島第一で事故は、「想定外の巨大津波」により引き起こされた「天災」だと思っていませんか? 「想定外の巨大津波による天災」なので、東電にも保安院にも責任はないと思っていませんか? 経産省の「原子力発電を利用した電力の安定供給」に協力するのが自分たちの職務だと思っていませんか? 自分の仕事が「国民の安全を守る事」ではなく、「国民に原発は安全だと思ってもらうこと」だと思っていませんか? そのため、多少の「やら

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    hidematu 2012/01/24
  • 可視化された Android OS アップデート問題

    先日、ここでも触れた Android OS のアップデート問題。Android 端末がどのくらいの勢いで「陳腐化(OSのアップデートから見放されること、セキュリティ・パッチの配布が止まること)」するかをとても分かりやすく表現しているブログ・エントリーを見つけたので紹介する。 Android Orphans: Visualizing a Sad History of Support iPhoneの場合(上から4つ)は、新機種が発売されてから3年間は陳腐化することはない(緑色)が、Android 端末の場合、大半がすぐに陳腐化(黄色から赤)してしまっていることが良く分かる。 特に問題なのは、発売当初から1〜2世代前のバージョンを搭載した「生まれた時から陳腐化」している端末。中でも Motorola Cliq XT が最悪で、発売された時から2世代遅れており、発売後3ヶ月で3世代遅れになり、その

    可視化された Android OS アップデート問題
  • 福島第一にはメルトダウンした核燃料よりももっと危険なものがある

    菅政権の内閣官房参与で、福島第一原発事故対策や原子力政策のアドバイザーだった田坂広志・多摩大学大学院教授が原発事故の教訓や今後の課題について語った講演「パンドラの箱」が公開されているので下に貼付けておく。 原子力発電を利用するというのは、その国全体にとって何を意味するのかをとても的確に表しているので、原発に賛成の人も反対の人もぜひとも見ていただきたい。特に使用済み核燃料の問題が技術的な問題ではなく社会的な問題であること、そして福島第一でもっとも危険な存在は実はメルトダウンしてしまった1〜3号機の核燃料ではなく、4号機のプールにあって取り出す事もままならない大量の使用済み核燃料であること、などが専門家の立場から的確に語られている(ビデオの40:00〜45:00あたり)。万が一4号機のプールがこれから起こる地震で壊れたりしたら、関東にも人が住めなくなるのだ。 1時間強と少し長いので、忙しい人は

  • 「汎用タブレット市場」はそもそも存在するのか?

    今朝、私の目を引いたのは、「iPad Sales May Lead to Huge Missteps by Competitors」という記事。AppleiPadが飛ぶ様に売れている事に目を付け、Samsung、Motorola、Research In Motionなどが続々とタブレット市場に進出しているが、ユーザーが欲しているのは単なるタブレットではなくてiPadであり、需要がないところに無理矢理商品を押し込んだところで在庫が増えるだけだ、という警告。 確かに考えてみると、私の回りにiPadを持っている人はたくさんいるが、iPad以外のタブレットを持っている人は見た事がない(唯一の例外はUIEジャパンが開発用に購入したGalaxy Tab)。 パソコンやテレビの場合、消費者はまず最初に「そろそろパソコン/テレビを買おう/買い替えよう」と思い、次に「パソコン/テレビならどのメーカーのもの

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    hidematu 2011/08/07
    ソースが俺が聞いた話しかない。でも、ブログなのだから、好きなことを書いていいのではないのだろうか。
  • なぜ福島第一では緊急冷却装置を手動で停止する必要があったのか

    先月の中頃に東電が、地震の15分後に1号機の緊急冷却装置を手動で停止していたことを発表した。「実はオペレーターの操作ミスがあったのでは」との誤解をした人も多かったようだが、東電は「原子炉の圧力が急激に変化したために、炉の破損を避けるために緊急冷却装置を手動で停止した」と説明。原子力安全保安院も「マニュアル通りに停止しただけで、オペレーターのミスではない」と説明し、一件落着した感がある。 「マニュアル通りに操作したから問題なし」とはいかにもお役所的な答えだが、こんな答えで満足していては「理科系うんちく」を語ることはできない。そこで色々と調べたところ、以下の事実が明らかになった。 原子炉は運転中は300度近くで安定して動作しているが、炉の中の核燃料は緊急停止(スクラム)後もしばらくは熱を発生しつづける。万が一、その途中で水が蒸発してしまうと炉心溶融(メルトダウン)を起こしてしまうので、冷却装置

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    hidematu 2011/07/26
    「そこで色々と調べたところ、以下の事実が明らかになった。」その難しい操作が書かれたソースはどこですか?
  • 東京電力を破産させられないような国ではベンチャー企業は育たない

    ウォールストリート・ジャーナルは、「自由主義経済の国であれば、東電は破産させた上で被害者を救済するのが当然なのに、東電という会社を救済しようとしている日はやはり社会主義」と痛烈に批判している(参照)。 私自身、昔から「日は自由主義経済の衣をかぶった社会主義」だとは思って来たが、この何かというと「大企業や既得権者を守る」姿勢が、「大企業の正社員とそれ以外」という社会の二重構造を生み、経営陣の「逃げ切りメンタリティ」を助長し、来ならば国の発展の原動力となるべき「ベンチャー企業」の活躍を阻止していることは注目に値する。 日政府は、ときどき思い出した様に形だけの「ベンチャー支援」のようなものをするが、ベンチャー・ビジネスを活性化するのに最も大切なものは、国からの支援なんかではなく、「自由競争」である。日では、既得権者が官僚と癒着して、さまざな規制や免許制度で市場への参入障壁を高くしてベン

  • なぜ横並びで展示されるAndroidタブレットを作ってもだめなのか

    先日のエントリー「Androidタブレットはヨドバシカメラの『Androidタブレットコーナー』に横並びにされた時点で負けだ」には、例によって賛否両論のさまざまなフィードバックがよせられたが、否定的な意見の大部分は以下のようなもの。 何故負けなのかがあまりイメージ出来ないなあ。描かれている様子はAndroidが盛況を博しているものにしか見えない。 PCメーカーが「何のためにWintel」と考えてるとは思えないし、スマホやタブレットで「何のためのAndroid」って問いに意味があるとも思わない。 すでにそんな現状の Windows PC でも一定の利益は出ているのだから、Android タブレットも負けではあるまい。 歴史に学ぶとするなら、iPhone/iPadMachintosh だとすれば、Android機はPC/AT互換機なんだと思う。ただ、「Windowsなのでどれも使い勝手は

    なぜ横並びで展示されるAndroidタブレットを作ってもだめなのか
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    hidematu 2011/01/18
    MACはマイナーだが大きな利益を出している。対してiPhone/iPadはメジャーであり、今後さらに利益が伸びると思う。AndroidはPCの世界でMAC互換を作っているような感じがする。
  • 日本のケータイが「ガラパゴス化」した本当の理由

    「ガラパゴス」という言葉が今年の流行語大賞の候補に選ばれたということを聞いていたので、密かに受賞しないかと期待していたのだが、残念ながら大賞は逃したようだ(もし大賞に選ばれていたら、私が受賞することになったのかどうかの疑問はこれで解けずに終わってしまった)。しかし、この言葉をずいぶん前から使っている私としては、この言葉が一人歩きしているようでなんとも言えない気持ちなのでひと言。 まず最初に断っておくと、私が2001年のCTIA(米国の携帯電話業界で一番大きなカンファレンス)のスピーチでこの言葉を使った時は、単に日という「単一民族で、国民の大半の生活レベルが同じで、家電とか携帯電話のようなガジェットに流れるお金が比較的多い」という特殊な環境で、iモードを中心に「ケータイ・ライフスタイル」が異常なスピードで進化をとげていることを表して、「ガラパゴス現象」と呼んだだけのこと。決してネガティブな

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    hidematu 2010/12/30
    個人的には単に「鎖国」したからだと思う。
  • Oracleの「Android訴訟」についてひと言

    今日のこちら(米国西海岸)でのもっぱらの話題は、Oracleの「Android訴訟(詳細)」だが、これに関しては、私も含めて「やはり来たか」と見ている専門家は多い。 そもそも、スマートフォン以前の携帯電話用のJavaがプラットフォームとして成功しなかった理由の一つは、J2MEが根っこのところで、NTTドコモ独自のDoJaとモトローラ主導のMIDPに分岐してしまったことにあるし、同じJ2ME間でも実装の差異が大きく "write once, run everywhere" が机上の空論になってしまったことにある。Sunがちゃんとリーダーシップを発揮できなかったためである。 その意味では、J2ME/MIDPとコンパチビリティがなく、Sunから正式にJavaをライセンスしていないAndroidはけしからん、というのは(今はOracleの一部になった)Sunから見れば当然のこと。 「J2MEの時に

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    hidematu 2010/08/14
    「Googleはいったいどう「オトシマエ」を付けるのだろう。」スマートフォンメーカーへの影響がどの程度あるのかよく分からない。
  • 勝てば官軍、負ければガラパゴス

    私が数年前からこのブログで使っている「ガラパゴス化」という言葉、今やテレビや雑誌でまで見る様になり、何だかうれしいような悲しいような、複雑な気持ちである。 私が最初に公の場でこの言葉を使ったのは、2001年のCTIA(米国最大の携帯通信業界のカンファレンス)でのこと。UIEvolutionというベンチャー企業を立ち上げたばかりでもあり、この業界でなんとか注目を集めようと、「NTTドコモのiモードのことなら詳しいので、日の若い人たちのライフスタイルがiモードでどう変わったからなら解説できるよ」と会議の主催者に連絡すると、いきなり2000人も収容できる会場を割り当てられたのだ。 私がNTTドコモから来た人間だと勘違いした人もいたようで、会場は超満員。冒頭でドワンゴの「釣りバカ気分」の面白さを手振り身振りで伝えたところそれが大受けで、日のギャルの生態系の解説も交えながら、日の「ケータイ文化

    勝てば官軍、負ければガラパゴス
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    hidematu 2010/07/19
    「結局のところ、独自であろうとなかろうと、世界で通用する製品を作らなければだめだということ。勝たなければだめだということ。」同感。Wii/DSはガラパゴス製品。
  • 私はなぜAndroidアプリではなくて、iPhone/iPadアプリを作っているのか

    「中島さんは、なぜAndroid向けにもアプリを作らないんですか?」という質問は良く受ける。「色々な情報が左脳に入った結果、右脳が能的に出した結論」というのが一番正直な答えだ。 私がここのところiPhoneiPad向けのアプリケーションばかりを開発しているのは、iPhone OSが先進的だからとかiTunesストアで一儲けできそうだから、なんて「理論的」な考えに基づいた話じゃなくて、iPhoneiPadというデバイスが魅力的だから、その上で自分で作ったアプリを走らせたくて仕方がないから、というもっと直感的・感情的な、言い換えれば「右脳からの指令」に従っただけのことである。 これから日のメーカーもAndroidケータイやAndroid家電を出すことになると思うが、その時に意識しておいてほしいのは、「Androidを載せた」だけでたくさんの魅力的なアプリが集まるなんてことは全くの幻想で

  • 今や「聴く、観る、遊ぶ、読む、撮る」のすべてに関わるApple

    iPadに関しては、あまりにも私が予想した通りだったのであまり書くこともないが、「聴く、観る、遊ぶ、読む、撮る」という普通の人たちの生活のネットやモバイル・コンピューターが関わってくるなかで、これだけ確実に完成度の高い製品を出してくるAppleには、当に関心してしまう。 ジョブズ自身もプレゼンで述べていたが、「MacBookiPhoneの間にプロダクト・カテゴリーはあるか?」という疑問は、Apple内部で長いこと検討されて来たことは明確である。「とりあえず出して市場の反応を見る」戦略とは大きく違い、「なぜこんな商品が必要か?」「なぜAppleがこの商品を出さなければならないのか」と考えに考えた結果、インパクトの強いものだけを出してくるのがAppleである。 最近の唯一の失敗と言えば、Apple TVだが、これもカテゴリーとしては決して間違ったものではなく、タイミングとディール不足が原因

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    hidematu 2010/01/30
    PCの将来像という意味ではiPadはアリだと思う。
  • Palm Preの苦戦とAppleのiPod touch戦略

    今朝、最初に目についたのがZDNetの「Sales of Palm Pre have slowed, could drag down company」という記事。Palmとしては社運を賭けた商品だけにこれが失敗すると会社の存続そのものが怪しくなる。 この記事によるとローンチした6月には20万台を売ったものの、7月の売り上げが10万台に落ち、今四半期の売り上げ予想40万代の達成が難しくなったという。 ビジネス向けにやたらと強いBlackberry、セクシーさで消費者の心をすでにつかんでいるiPhone、という二強がいる米国のスマートフォン市場にかかんにチャレンジしたわけだが、やはりかなりきつかったようだ。ポジショニングとしては、かなりiPhoneに狙いを定めたマーケティング戦略にでたのだが(下に貼付けたのTVコマーシャルを見るとよくわかる)、これまた社運を賭けてiPhone/iPod tou

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    hidematu 2009/08/15
    DSの普及台数は1億台を超えているが、iPhone/iPod Touchはいつ頃超えられるんだろう。
  • GoogleのAndroid向けのアプリビジネスはなぜ魅力的ではないか?

    PhotoShareをiPhone向けに提供して早くも一年になるが、もっとも良く投げかけられる質問は「PhotoShareはAndroidとかの他のプラットフォームに移植しないの?」というものだ。 少し前までは、「まだiPhone以外のビジネスが十分に大きくないから今はまだ早い」、「iPhone上でやるべきことはまだ沢山あるから」、などと答えて来たのだが、最近は少し見方が変わってきた。 今の勢いでHTML5が進化・浸透してくれるのであれば、わざわざ移植コストをかけてAndroidWindows Mobile向けにネーティブ・アプリを開発するよりは、少なくともUIの部分をすべてHTML+Javascriptにまかせたアーキテクチャでのインタラクティブなアプリの開発というのも十分に可能性があるように思えてきたのだ。 この「HTML+Javascriptですべて出来るじゃん」という発想は、そも

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    hidematu 2009/08/10
    理路整然とした説明。予想が当たるにせよ外れるにせよ興味深い。
  • iPhone OS 3.0 に関してひと言

    米国のPR会社に勤める知り合いに「iPhoneの新しいOSに関してひと言」というテーマでインタビューを受けた。要約するとこんな感じ。 私:Big Canvasのビジネスにとって一番プラスになるのは間違いなくPush Notification。昨年の9月にリリースされるはずだったので、その時から首を長くして待っていた。PhotoShareのようなコミュニケーション型のサービスにとって、Push型で情報を届けることは、携帯電話にふさわしいおもてなしを提供するという意味でも必須。3.0向けのSDKを入手し、開発をしているところだ。 私:私は常日頃から「AppleGoogleMicrosoftの18〜24ヶ月先を走っている」と言っているが、今回のアップデートで、Appleは業界のリーダーシップのポジションをまだしばらくは走り続けることを明確にした。Big Canvasのようなベンチャー企業にと

  • "emoji" (絵文字) の "emo" が "emotion" の "emo"だという誤解

    のケータイに「絵文字」という独特の機能があり、これが今や「絵文字文化」と呼べるところまで進化していることは、これまれ国外ではあまり一般的に知られた話ではなかった。 しかし、今回iPhone絵文字を全面的ではないとは言え採用したことは、「絵文字文化の輸出」という観点からはとても重要な意味を持つかも知れないと密かに期待している私である。 その中で生まれつつある面白い誤解が、"emoji"の"emo"の部分が"emotion"の"emo"から来ているという誤解。 確かに「日人はなぜ絵文字を使うか?」という説明をするときには、「平坦な文章にアクセントをつけて色々な感情(emotion)を込めるため」などと私でも言うわけで、その過程でこの誤解が生じるのは仕方がないとも言える。 まあ何にせよ日文化がこうやって世界に広がって行くというのは何とも楽しい。"emoji"がWebster'sに乗る

  • マルチスレッド・プログラミングの落とし穴、その2

    ずいぶん前に、「マルチスレッド・プログラミングの落とし穴、その1(かもしれない)」というエントリーを書いたが、今回はPhotoShareサーバーを運営していて、まさにこのあたりの深い考察が必要になって来たので、良い機会なので続編エントリー。 PhotoShareのバックエンドのようにCRUD(Create/Read/Update/Delete)のAPIをサポートするバックエンドを作る場合、Create/Update/Deleteのリクエストに対してはクライアントからのAPIコール時にすぐに(HTTP Requestに返事をする前に)データベースに変更を加え、Readの際にも(キャッシュを使う・使わないを別にして)データベースの最新の状況を反映するデータを返すように設計するのが普通である。 このアーキテクチャの問題は、ユーザーのアクティビティが増えた時に、データベースやI/Oがボトルネックと

  • ターゲット・ユーザーとユーザー・シナリオを絞り込んで大手との直接競合を避けるビジネス戦略

    PhotoShareがiPhoneユーザーのみを対象にしていることに対して、「なぜ他の携帯電話もサポートしないの」「なぜウェブから写真を投稿できるようにしないの」という質問を良く受ける。 答えは単純で、「新しい会社で全く新しいサービスを作るのだから、ターゲット・ユーザーとユーザー・シナリオを絞り込んで、大手SNSサービスとのはっきりした差別化をはかる必要があるから」である。 ふたたび、今読んでいる"Marketing Management"(MBAの教科書)から引用する。 Successful new firm formation typically requires a competitive strategy that delivers superior value to a narrowly defined target segment in a way that either av

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    hidematu 2008/08/20
    いろいろ当てはまりそうな考え方。
  • PhotoShare二日目、早くもネットアイドルが誕生

    期待のApp Storeが正式にオープンしてからほぼ48時間がたった。PhotoShareの運営も二日目に入り、ユーザー数も順調に増えている。格的なSNSを運営する側に立つのは初めてなので、色々と学ぶところは多い。 SNS運営初心者としての、いきなりの失敗は「不適切な画像」に対する対応がまったく準備不足だったこと。そのため、ユーザーからの報告が入っているのにすぐに消えなかったり、それが「Most Popular」に入ってしまったりとの悲惨な状態に。慌てて対処はしたものの、準備不足でユーザーの方々に不快な思いをさせてしまった責任は100%こちらにあり、たいへん申し訳ないことをしてしまった。深く反省している。 逆に喜ばしいほうの驚きは、たった二日でもう「ネットアイドル」が誕生しつつあること。彼女たち(もしくは彼ら)が日々の生活をiPhoneで撮影して毎日のようにPhotoShareで公開し、

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    hidematu 2008/07/13
    印象はiPhone用Flickr。iPhoneが作ったブルーションで、新しい競争が始まったということか。