先日、JST(科学技術推進機構)主催のサービス・サイエンスをテーマにしたフォーラムが東京大学で開催されました。サービス・サイエンス、日本語ではサービス科学とは聞き慣れない方も多いと思いますが、2000年代に入りとても注目されている考え方です。 一般にサービス業といえば第三次産業と言われ、第一次産業とされる農林水産業、第二次産業とされる鉱工業を除く、第三次産業として、てつもなく広い領域を指し示す言葉として使われることがありました。そのためサービス産業には金融から、システム開発から介護、その他に至るまで実に様々な業態が含まれることとなり、結果としてサービス産業に対する科学的なアプローチは困難であったといえるでしょう。 しかし、今日ではサービス産業の重要性はかつてないほどに高まっています。モノの需要以上に供給があふれる中で、モノの存在それだけでは価値を作れない時代となり、いかにして顧客満足を得る
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