学習者から得た活動情報を分析し、本人の学習や教員の指導を改善するために使う手法。国のGIGAスクール構想などにより、小学生から大学生まで各自のコンピューターで学ぶ環境が整ったのに伴い、注目されるようになった。 ラーニングアナリティクス(LearningAnalytics:学習分析)は、児童・生徒など学習者の学習ログや生体情報を分析することで、学習や授業の改善に役立てる。紙の教科書とノートでは、学習者がどのような活動をしているのか、教員が全てを把握するのは困難だった。だが、デジタル教材とラーニングアナリティクスを組み合わせることで、学習者が教材をどこまで閲覧したか、どの単語にマーカーを引いたか、小テストの結果はどうだったのかといったことが、分析画面でつぶさに分かる。テスト結果を分析し、AI(人工知能)が学習者のつまずきポイントを指摘したり、それに対応した問題を推薦したりするシステムもある。