「仕事」として参加したボランティア 過去の3回,東日本大震災のボランティアに学生の引率として,職場から派遣されている。 今までこの職場でさまざまな仕事を任せてもらったが,もし最も印象に残ったものを挙げろと言われたら,この仕事を挙げるだろう。 そう,ボランティアの引率であったが,私にとっては「仕事」であった。 仕事としてオフィシャルに,東北の復興にお使いいただくけることが,大変ありがたかった。 私の勤務している大学は神戸にあるので,さまざまな関係者のご尽力で,この仕事をすることができたのである。 勤務先より規模の大きい大学でも,「そういうボランティアを学生がしたいといっていたのに,やらせてあげられなかった」という話を聞いたことがある。 なぜ本学でできたのかというと,それはひとえに阪神大震災を経験した神戸に立地しているからであり,そのことと相まってさまざまな関係者のお力を集めやすかったというこ