2000年代に大学の授業を広く公開しようという「オープンエデュケーション」があり、2008年ごろには「MOOC(Massive Open Online Course:大規模公開オンライン講座)」という言葉が生まれていたが、大きなブレークスルーとなったのは2011年秋だった。米スタンフォード大学にある工学系の3つの研究室が授業を世界に向けて公開したらどうなるのか実験したところ、人工知能(AI)のコースに世界中から16万人もの学生が集まったという。 このコースの成績トップ400にスタンフォード大学の学生がランクインしなかったことで、大学がリーチできなかった優秀な学生が世界中にたくさんいることが可視化された。年間数百万円もの高額な授業料を支払えない発展途上国の学生でも無料で受講できるMOOCの仕組みは、高等教育に巨大な新市場が生まれる可能性があると山内教授は指摘する。 山内教授は、MOOCで提供
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