大学生の頃塾でアルバイトをしていたのだが、論作文の指導をする中で気づいたことがある。 それは、子どもたちが作文の内容を評価されると誤解していることだ。 いいことを書いて、その内容に点数がつけられると勘違いしている。 そんなわけあるまい。そんなことをしたら思想に立ち入ることになる。 さらにいえば、同年代の子どもが書く内容など、50歩100歩に決まっている。 短い人生経験の中で、突出して立派なことを書くなど不可能だ。 では、何を評価されるのか。 それは、「型」(フレーム)だ。 論作文でいえば、 私の意見はAである。その理由は以下の3つである。 第一に、… 第二に、… 第三に、… 以上3点の理由から、Aだと考える。ただし、事情Bについては留保しておくことが必要である。 のように、型を初めから決めてしまえばよい。 どこような出題がなされたとしても、この型さえ崩さなければ、そして誤字脱字、文法の間違