DXを全社導入するに先だって管理部門における試行が重要。 まずはBPRを実施して業務効率化の推進を。 個々人は浮いた時間で自己研さんを。公私にわたる充足感に通じる。 経営環境の激変により、ビジネス競争力を高めるICTコンセプトである「DX※1」の導入を本格的に目指す企業が増えている。全社導入に先だち、経営企画や経理・財務をはじめとする管理部門におけるDX試行が急がれることが多く、そのため管理部門担当者には、急速に変化する自己業務への影響を不安視する向きも多い。 これまで、企画など経営者の参謀役を担う管理部門はいわば経営の聖域であったが、今後は複数組織間の連携の増加などにより、より深い洞察のもと経営者のアドバイザリーボードとして強く機能することが求められる。一方で、まだ効率化の余地が数多く存在するとの指摘も多い。こうした高度化とスリム化が併存する多様性がDXの導入の試金石として適すると考えら