今回のテーマは、皆さんよくご存じの「社員研修」である。企業づとめであれば、自社が主催する研修に一度も参加したことのない方はおそらくいないだろう。ほとんどの企業において、新人研修、管理職研修などの階層別研修、営業研修、プログラミング研修などの職種別研修、あるいは、コミュニケーション研修、ロジカル研修といったスキル研修などなど、何らかのタイプの研修が行われている。 これらを企画・運営する人事部門の関心事の一つに研修効果の「見える化」がある。 よく言われている通り、研修効果の「見える化」はきわめて困難である。しかし、会社主導の研修の効果がさほど期待できないのは成人学習理論に基づけばごく当然のことである。本コラムでは、この理由を考察するとともに、効果の高い学習とは何かについて考えてみたい。 社員研修の効果に関して議論する前に、そもそもなぜ効果を明らかにすることが重要なのかについて考えてみたい。企業
![第4回:社員研修を効果的にするには | VUCAの時代 あなたは生き抜けるか? | 三菱総合研究所(MRI)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9da91af30388abc94e6a5d58770daab93f6cd35f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.mri.co.jp%2Fdia6ou0000016csk-img%2Fog_img.png)