「慶應義塾大学先端生命科学研究所」より 安倍政権の看板政策だった地方創生。しかし、思うような成果は出ず、東京と地方の地域格差は広がるばかり。文部科学省は東京(首都圏)の私立大学の定員抑制策で若者の東京一極集中の流れを少しでも変えようと試み、同時に地方大学を主役とするCOC+(地<知>の拠点大学による地方創生推進事業)を実施した。多くの大学が応募して選定された各COC+事業について、事業開始6年後の2020年に最終的な評価が出た。 このCOC+の評価ランクは4段階あって、S(優れている)が最高で、A(妥当である)→B(やや不十分である)→C(不十分である)と評価が下がる。最終評価で、Sが12大学、Aが23大学、Bが7大学で、さすがにCはなかった。申請の中から選定された取り組みであるから、当然であろう。 有力国立大の多くはAランクかBランクで、目標を十分に達成した優れた成果とは言い難いという結
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