8 故・瀧本哲史氏によって創設された瀧本ゼミ政策分析パートは、政策分析・提言というアプローチでの社会課題の解決を目指している。伊丹裕貴さん(文Ⅰ・2年)と真次優芽さん(一橋大学・4年)に学業と並行して学生が政策分析の活動を行うことの面白さや苦労、具体的な活動の裏側を聞いた。(取材・鈴木茉衣) ──活動内容を教えてください 伊丹 社会課題を解決する学生シンクタンクと自称しています。活動の一つは政策を立案することで、もう一つがその提言です。立案では、実際に提言をした時に「それだったらやってみよう」と言ってもらえるよう、徹底的なリサーチを行ってエビデンスを示します。提言ではいわゆるロビイングのようなことだけではなく、広く社会実装を目指します。議員や自治体に提案することも、企業に提案したり研究者と共同研究を行ったりすることもあります。 ──特に直近の活動の具体的な実績は 伊丹 立案では、例えば高齢
’22年10月、岸田政権がリスキリング(学び直し)支援に5年間で1兆円を投入することを表明。興味はあるものの、ハードルの高さも感じている人のために、リカレント教育を経験した先輩たちの経験談をお届けします。 「46歳で大学院に通い始めたきっかけは、当時、“女性キャスターの時代”みたいなことを言われ始めて、女性というだけでもてはやされるような風潮が出てきたときに、私がテレビで発する言葉に対して、これでいいんだろうか、という疑問がすごく湧いて、自分の発する言葉の裏付けが欲しい、と思ったからです」 上智大学外国語学部比較文化学科(現・国際教養学部)在学中、女子大生キャスターとしてデビューし、26歳の若さでギャラクシー賞を受賞するなど、“働く女性のトップランナー”として注目されていた安藤優子さん(64)。 「当時の報道の現場は、間違いなく保守的な男性社会で、しかもロールモデルもいなかった」 まさしく
国際親善試合のカメルーン戦のメンバーを発表するサッカー日本代表のイビチャ・オシム監督(=2007年8月14日東京都文京区の日本サッカー協会) - 写真=時事通信フォト 一流のスポーツ指導者はどこが違うのか。サッカー日本代表の監督を務めたイビチャ・オシム氏は、ジェフユナイテッド市原・千葉の監督に就任した際に、コーチの小倉勉さんに「指示禁止令」を出した。なぜ小倉コーチの指示をやめさせたのか。ジャーナリストの島沢優子さんの著書『オシムの遺産』(竹書房)から一部を紹介しよう――。(第1回) 【この記事の画像を見る】 ■「オグラ、ちょっと黙れ」 オシムがジェフの監督に決まったとき、その価値を祖母井の次に知っていたのは恐らく小倉勉だろう。天理大学を卒業した1990年にドイツに渡り、ヴェルダー・ブレーメンのユースなどを指導し92年に帰国してコーチとしてジェフに入団した。 「オシムさんに関しては、イタリア
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