東北大学 東大をはじめとする難関国立大の推薦合格発表が終わり、一般入試の合格発表も終わった。ひと昔前は、こうした難関国立大に一般入試以外で行くことは考えられないことであった。ところが、東北大、筑波大、九州大が2000年度入試で初めて総合型選抜を開始したことが転機のきっかけだ。 当時は「AO入試」とも呼ばれており、主に書類審査と面接で合格が決まる入試形態に賛否両論を呼んだ。その後、センター試験や共通テスト、英検やTOEICなどの民間資格試験の結果など、学力面も重視されるようになり、名称も「総合型選抜」という呼称が一般的になっている。 今では東大をはじめ約8割の国立大が総合型選抜、学校推薦型選抜を実施している。00年に他大学に先んじて始めた東北大などでは積極的に取り入れる動きが進んでおり、東北大では今や募集人員の31.4%を占める(AO入試と後期日程を足した数字)。実に約3人に1人が総合型選抜
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