日本共産党の畑野君枝議員は3日の衆院文部科学委員会で、柴山昌彦文科相が2月に発表した「柴山イニシアティブ」について質問。大臣は、成果に応じた「手厚い支援」と「厳格な評価」で大学の教育、研究、ガバナンス改革を促進するために修学支援法案と学校教育法等改正案を提出したと述べました。 畑野氏は、「柴山イニシアティブ」が、「世界をけん引するトップ大学群」と「地域や専門分野をリードする大学群」の二つの類型にまとめようとすることについて、「財界が求めている大学像と、うり二つだ」と指摘。ノーベル賞受賞者の梶田隆章東大宇宙研究所所長や白川英樹筑波大学名誉教授らが参加する団体が、企業的なガバナンスを大学に持ち込む政府の「大学改革」は、大学の教育・研究の性格にふさわしくなく、大学を疲弊させるものと述べていることを紹介し、「柴山イニシアティブ」を批判しました。 畑野氏は、学校教育法を改正し、大学の自主的取り組みで