タグ

ブックマーク / www.riken.jp (7)

  • グラフが論理的思考力を高める

    図1 リンクの種類(意味的関係) 文と文の間の関係などはISO(国際標準化機構)の国際標準になっており、図の意味的関係の集合はそれらの国際標準を参考にして策定したもの。こうした関係の集合は言語に依存しないと考えられる。 従って、テキストの代わりにグラフを正式の文書として作成・編集・活用すれば、教育や業務、研究における文書処理(文書の作成・編集・活用)の効率が高まるはずです。さらに、グラフ作成者の批判的思考力が高まるため、文書処理に限らないさまざまな場面で知的生産性が向上すると考えられます。 テキストよりもグラフの方が文書処理の効率が高いのも、グラフを作成すると批判的思考力が高まるのも、グラフが論理的な構造を明示的に表現し、操作を容易にしているからだと考えられます。セマンティックエディタは、論理的な構造の操作をさらに容易にすることで、グラフのこのようなメリットを増大させると期待されます。 し

    グラフが論理的思考力を高める
    high190
    high190 2023/04/18
    "通常の学校教育において教員の負担を増やさずにグラフを導入することで、授業の効率を高めることができ、それによる生徒の批判的思考力の向上が統計的に有意"
  • 赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学

    理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター親和性社会行動研究チームの大村菜美研究員、黒田公美チームリーダーらの国際共同研究グループは、科学的根拠に基づく赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけのヒントを発見しました。 研究成果は、赤ちゃんの泣きに困る養育者のストレスの軽減や、虐待防止につながると期待できます。 黒田公美チームリーダーらは2013年、親が赤ちゃんを運ぶとおとなしくなる「輸送反応[1]」をマウスとヒトにおいて発見しました。しかしこの研究では、運ぶ時間が約20秒間と短く、かつ運ぶのをやめると赤ちゃんは再び泣き出すという課題がありました。 今回、国際共同研究グループは、赤ちゃんが泣いているとき、母親が抱っこして5分間連続で歩くと、泣きやむだけでなく、約半数の赤ちゃんが寝付くことを発見しました。また、親の腕の中で眠った赤ちゃんをベッドに置くとき、赤ちゃんが目覚めやすいのは親から体が離れるタイ

    赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学
    high190
    high190 2022/09/14
    "本研究は、科学雑誌『Current Biology』オンライン版(9月13日付:日本時間9月14日)に掲載されました。"
  • ポストコロナを見据えて

    2020年4月以来、理研は新型コロナウイルスに対する特別プロジェクトに、まさしく"オール理研"で取り組んできました。それからおよそ2年。飛沫感染のシミュレーションやPCRに代わる検査法、湿布のように貼るタイプの簡易ワクチンの研究開発など、幅広い分野の成果を次々に発信、現在はポストコロナの時代を見据えた研究も進みつつあります。進捗状況や今後の展望について、小安重夫理事に聞きました。 小安 重夫(こやす しげお) 理事 1955年東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科。理学博士。米国ハーバード医科大学病理学助教授、内科学准教授、慶應義塾大学医学部教授などを経て、2014年に理研統合生命医科学研究センターセンター長に就任。2015年から現職。 幅広い研究分野で国難に立ち向かう 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、松紘理事長が先頭に立って理事長裁量経費の投入を采配し、始動し

    ポストコロナを見据えて
    high190
    high190 2021/12/13
    理化学研究所"小安理事は、「今回の経験を、他の感染症や将来のパンデミックに生かす方向で研究を進めるべき」と強調"
  • 喫煙習慣に関連する遺伝因子と疾患感受性との関係を解明 | 理化学研究所

    喫煙習慣に関連する遺伝因子と疾患感受性との関係を解明 -心疾患、喘息、骨疾患など11の病気の発症リスクと相関- 理化学研究所(理研)生命医科学研究センター統計解析研究チームの鎌谷洋一郎チームリーダー、的場奈々特別研究員(研究当時)、秋山雅人リサーチアソシエイト(研究当時)らの共同研究グループ※は、バイオバンク・ジャパン[1]に参加した日人約16万人の遺伝情報を用いた大規模なゲノムワイド関連解析(GWAS)[2]により、喫煙習慣に関連する新たな7カ所の感受性領域(遺伝子座)を発見し、さらに喫煙習慣と11種類の病気(心疾患や喘息、慢性閉塞性肺疾患[3]、後縦靱帯骨化症[4]など)の発症リスクが遺伝的に相関していることを見いだしました。 喫煙習慣の健康への影響については広く知られていますが、喫煙習慣が個人の遺伝子配列と具体的にどのように関係しているのかについて、これまで欧米を中心に遺伝学的研究

    high190
    high190 2019/03/26
    "喫煙感受性と心疾患や喘息、肺疾患等の発症リスクが遺伝学的背景を共有していることが明らか"
  • 理化学研究所と東北大学との連携・協力に関する協定締結について | 理化学研究所

    理化学研究所(理研、松紘理事長)と東北大学(大野英男総長)は、我が国の科学技術及び産業応用に関する技術の向上に重要な役割を果たすことを目的とし、連携・協力に関する協定を2019年3月20日に締結しました。 協定の概要 1.協定の概要と目的 協定は、我が国唯一の自然科学の総合研究所である理研と、いち早く指定国立大学法人に選定され、教育研究の卓越性を誇る、我が国を代表する総合研究大学である東北大学が、相互に協力可能な全ての分野において、それぞれの研究、教育・人材育成などの具体的な連携・協力を、互恵の精神に基づき効果的に実施することを定めるものです。両機関が広く連携し、互いの得意分野における研究開発能力を発揮して新たな研究開発を行うことにより、我が国の科学技術及び産業応用に関する技術の向上や、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に重要な役割を果たすことを目的としています。 2.有

  • データポータビリティと安全性を満たすeポートフォリオの運用法を考案 | 理化学研究所

    2020年度以降の大学入試において用いられるeポートフォリオについては、データポータビリティとともに文部科学省のガイドラインが要請するセキュリティを満たす必要があります。しかし、それらの要件を明確に満たすeポートフォリオの仕組みは一般には知られていませんでした。 東京大学 大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICTセンターの橋田教授(理化学研究所 革新知能統合研究センターのチームリーダーを兼任)は、理化学研究所および埼玉県との共同研究「eポートフォリオの構築と活用に関する研究」により、eポートフォリオを分散PDSの一種であるPLRを用いて実現する仕組みを考案しました。この仕組みは、上記のデータポータビリティとセキュリティを満たすとともに、想定される仕組みの中でも特に安全で安価なものであると考えられます。 東京大学、理化学研究所および埼玉県は、埼玉県の県立高校で2018年度内にこの仕組みの実

  • STAP細胞論文の調査について | 理化学研究所

    新たに判明した疑義(博士論文の画像がNature誌に流用されているという指摘)について、理化学研究所として重く受け止め、調査を開始しました。事実関係をしっかりと把握した上で結論を導き、しかるべき段階で報告致します。 また、これまで指摘されている疑義については、現在継続して行っている調査により結果が明らかになるものと考えていますが、最終的な報告にはまだしばらく時間を要する予定です。 一方、調査中ではあるものの、論文の信頼性、研究倫理の観点から当該Nature誌掲載の論文(2報)について論文の取下げを視野に入れて検討しています。 なお、3月14日(金)の午後に東京都内にて、メディアの方を対象にした現段階の経過報告を行う予定です。3月13日(木)15:00頃までにお問い合わせいただいたメディアの方には、時間や場所などの詳細を別途お知らせ致します。 ※場所は理研東京連絡事務所ではありません。変更と

  • 1