芦屋市立美術博物館に寄贈・寄託された絵画や写真など十数点が著作権者に無断で使用され、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されていたことがわかった。市が同館の運営を業務委託するNPO法人「芦屋ミュージアム・マネジメント」(笹倉由紀子理事長)の職員でつくる労働組合が18日発表した。動画はすでに削除されているが、笹倉理事長が「アメリカに住む知人が作った」と話しており、市は近くNPOに事情を聞く。 同労組によると、動画は約4分間で、昨年10月23日から2月上旬頃まで公開。NPOが同館で開いた企画展などが写真と英文で紹介され、同館収蔵の前衛美術集団「具体美術協会」の絵画や、写真家・中山岩太氏の作品など十数点の画像が使われていた。同館の学芸員が著作権者に確認したところ、無許可だったという。 笹倉理事長は昨年11月、優れた経営者らを表彰するアメリカの賞の地域活動プログラム部門に、他薦で応募しNPOとして