Jamendo Music Blog | News from the independent music community
「コピーされ、2次創作されてこそ売れる時代」――伊藤穣一氏に聞く著作権のこれから:おもしろさは誰のものか(1/2 ページ) 「誰にもコピーされなければ、作品は広がらない」――クリエイティブ・コモンズのCEOに就任した伊藤穣一さんは、ネット上にコンテンツを開放することの意義を語る(関連記事:新CEO 伊藤穣一氏に聞く、クリエイティブ・コモンズとは)。 P2Pファイル交換ソフトを通じてアニメや楽曲ファイルが出回り、YouTubeや「ニコニコ動画」などにもテレビ番組が無断でアップされる。アニメなどを素材に、ユーザーが別の素材を組み合わせて“マッシュアップ”作品を作る。ネット以前にはなかったこういった動きに、権利者が手を焼いている。 その一方で、楽曲のMP3を無料で配布するアーティストや、YouTubeをプロモーションに活用しようという動き、「マッシュアップ用」に公式コンテンツを開放する例も出てき
*入場無料・申込先着150名:digitalarchive2011アットマークgmail.com(アットマークを半角英数@に変換) 件名をあなたの氏名にして、本文に氏名、ふりが な、所属を記入して上記アドレスにメールをお送りください。 【開催趣旨】 ディジタル化・ネット化で情報流通の可能性が無限に広がる中で、著作権・表現規制・秘密法制などの「法制度」との摩擦は増えつづけている。情報をめぐるルールはどうあるべきで、そのルールはどこで決められるべきなのか?最近の事件や話題を題材に、第一線の論客を招いて「近未来の情報流通のルールとルールメイキング」のあり方を論じる。 ◆トピック (1)ファイル交換・AppStore問題・YouTubeなど作品の非正規流通 (2)アーカイブと権利情報データベースの夢 (3)クリエイティブ・コモンズその他のパブリックライセンス (4)都条例問題の問いかけた
ASCAP Declares War on Free Culture LWN.net や Slashdot など各所で話題になっているが、日本で言えばやはり JASRAC が一番近い存在といえる ASCAP(American Society of Composers, Authors and Publishers:米国作曲家作詞家出版者協会)が、Creative Commons、Public Knowledge、そして電子フロンティア財団といった団体と戦うための寄付を会員に求めているとのこと。 CC や EFF といったフリーカルチャー団体を敵視するのは、彼らが我々の「著作権(Copyright)」を傷つけるために「コピーレフト(Copyleft)」を推進しており、連中は消費者の権利を謳っているが、実際は単に我々の音楽にお金を支払いたくないだけなのだ、と主張している。 なんだかなという感じ
<第1部> (同時通訳付) 座長: 野口祐子 (CCJP 専務理事、 国立情報学研究所 客員准教授)
2009年10月10日 CCJPが後援したシンポジウム、「科学における情報の自由ない権利化と共有化」について当日の様子をご報告いたします。 第1部ではCCJPの野口が座長をつとめさせていただき、3名の講演がおこなわれました。それぞれの話者からは、デジタルメディアやインターネット環境が普及した現代の社会において、どのような制度のもとで知識や研究の成果を共有し、科学や研究の進歩・発展につなげていくかということについて、主に知的財産権や著作権を切り口に考えが提示され、問題点の指摘がされました。 <デジタル時代への最後のステップ> トップバッターは国立遺伝学研究所DDBJセンター長の大久保公策教授によるプレゼンテーションです。科学的なデータベース情報について、情報の私有と共有のバランスを取る必要性をご自身の経験と併せて講演されました。 まずは新しいアイディアに基づいてラボで収集されたデータをどの
Almost one year ago we launched a study of how people understand “noncommercial use.” The study, generously supported by The Andrew W. Mellon Foundation, included in-depth interviews and two waves of in-person and online focus groups and online questionnaires. The last included a random sample of U.S. (geographic restriction mandated by resource constraints) internet users and in an extended form,
クリエイターや一般ユーザーは日本版フェアユース導入に積極的 〜クリエイティブ・コモンズ・ジャパン、ウェブ・アンケートの集計レポートを公開〜 2009年09月15日 特定非営利活動法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(本社:東京都港区 代表者:中山信弘)(CCJP)は、本日9月15日、日本版フェアユース導入に関する一般ウェブ・アンケートの集計レポートをホームページで公開しました。同レポートは9月18日の文化庁・文化審議会著作権分科会法制問題小委員会に配布資料として提出する予定となっています。 本調査の目的と概要 現在文化庁で、著作権法の改正の1つの重要問題として、コンテンツの創作や利用に大きな影響を与える可能性のある「日本版フェアユース」の導入についての議論がなされています。 今年はこの日本版フェアユースを導入するか否かを決めるとても大事な年であるため、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
森美術館のアイウェイウェイ展がクリエイティブコモンズのライセンス「表示-非営利-改変禁止 2.1 日本」を採用し、館内での写真撮影を認めたというニュースを確かtwitterで知って、単純に喜ばしいことだと感じた。 例えば、西日本新聞にはこう出ている。 「展覧会の撮影できます 東京・森美術館が試み」 日本を代表する現代美術館として知られる東京・六本木の森美術館は24日、25日に開幕する中国の著名アーティスト艾未未(アイ・ウェイウェイ)さんらの展覧会で、観客の写真撮影を許可する取り組みを試験的に始めると発表した。国内の美術館では非常に珍しい試みで、著作権をめぐる議論に一石を投じそうだ。 森美術館によると、撮った画像は加工せず、非営利目的で使う-などの条件で、誰でも撮影できる。著作権の柔軟な運用を目指す米国の運動「クリエイティブ・コモンズ」の仕組みを採用した。 国内では、所蔵作品展の撮影を認める
会津若松市は2009年7月13日,市民向けにOpenOffice.orgをわかりやすく解説する冊子「オープンオフィスにしませんか?」を公開した。ファイル形式はODF(OpenDocument Format)とPDFの2種類。原著作者のクレジットを表示すれば自由に配布,改変できるクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスで配布している。 同市はコスト削減などを目的に,市役所内の標準オフィス・ソフトとしてOpenOffice.orgを採用している。また市の標準文書ファイル形式としてODFを採用している。無償で利用可能なOpenOffice.orgで読み書きできるODF形式にすることで,市民が有償ソフトを購入することなく閲覧,作成できるようにすることが狙いだ。 「オープンオフィスにしませんか?」は全28ページ。以下の内容を,親しみやすいイラストを交えて解説している。 ・オープンオフィスとはなんで
CCを使ったからといってクリエイターがお金儲けができなくなるというものではありません。CCライセンスを採用しながらビジネスモデルを構築している例もいくつかあります。また、同じクリエイターでもお金を取るか取らないかは場合にもよります。Lessig教授が挙げた例は「例えばBritney Spearsは歌を歌ってお金を得る場合もあるだろうけれども自分の子供に歌を歌って聞かせるときにお金は取らないでしょう。」というもの。これは極端な例ですが、同じアーチストでもお金を得ることが目的の作品もあればお金以外の目的(わかちあうこと・sharing)が目的の作品もある。同じ作品でもお金を得る目的のパフォーマンスもあればお金以外の目的(わかちあうこと・sharing)が目的のパフォーマンスもある。CISACやJASRACの意向がどうのとかは置いておいて、アーチスト本人の意向は色々ある、ということです。CCはC
Web Series Tied to ‘Blade Runner’ Is In the Works - Bits Blog - NYTimes.com Creative Commons のブログで知ったが、これはすごいニュースだ。 今なお多くのファンをもつ映画『ブレードランナー』の監督であるリドリー・スコットが、弟のトニー・スコットらと手がけるウェブドラマシリーズ "Purefold" が、何とクリエイティブ・コモンズの表示-継承ライセンスというもっともコピーレフト度の高いライセンスで公開されるとのこと。 その "Purefold" だが、『ブレードランナー』の単純な続編とかではないようで(原作など権利関係もあるしね)、作品の舞台となる世界観を共有しているようだ。いわゆる「インスパイア」ということか。 最初ウェブで公開され、いずれテレビでの放映を考えているようだが、それに最もコピーレフト度
先般に予告していた,過去の論稿をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開するプロジェクト の第一弾。まずは 2005年 9月の判例時報1897号176頁(判例評論559号14頁)に掲載された “ブブカスペシャル7事件” の判例評論だ。 サイトの更新情報 論稿: 判例評論 : ブブカスペシャル7事件 を掲載 ビジネス・ニュース・クリップ 日経産業 4面: [エンタビジネス] 「レッドクリフ」にあやかれ 三国志モノ百花繚乱 - 枠組み超えた連携相次ぐ - [アニメ] 上映に合わせ放送/[出版] 吉川版新装刊40万部 〈[ブームの背景] 映画のヒット 女性層を開拓〉 日経産業 3面: [デジタル時評] IT・音楽ジャーナリスト 津田大介 「グーグルブック検索」の波紋 - 権利のあいまいさ浮き彫り 日経産業 4面: 「ニコニコ動画」で生放送 - ニワンゴ - 出演者と視聴者が交流 日経産業 1面
オンライン百科事典Wikipediaのライセンスが、GNU系からクリエイティブ・コモンズに移行する。 非営利団体Wikimedia Foundationは5月21日、Wikipediaを含む同団体のプロジェクトのライセンス変更について、評議会とコミュニティーによる票決を実施。賛成多数により、同団体のプロジェクトの主たるコンテンツライセンスを、GNU Free Documentation License(GFDL)からクリエイティブ・コモンズに移行すると決定した。 Wikimediaはクリエイティブ・コモンズライセンスの条件として「Attribution(表示)」「Share-Alike(継承)」を選択(CC-BY-SA)。Wikipediaなどのコンテンツをほかのサイトで使う際に、クレジットを表示する必要があり、またコンテンツを加工した場合に、加工したコンテンツを元のコンテンツと同じ条件で
環境保護は今や当然の取り組みとなっているが、そもそもなぜ地球環境問題が生じたのか。化石燃料から作られるガソリンや電気などのエネルギーの価格が安過ぎるからである。それらのエネルギーは多量の二酸化炭素を排出して環境(=社会)に悪影響を及ぼしているが、そうした「社会的なコスト」がエネルギーの価格に反映されず安く設定されているため、環境負荷が意識されずに多量のエネルギーが消費されるのである。炭素税導入の議論は、この社会的なコストをエネルギー価格に反映しようという試みに他ならない。 コンテンツの世界はどうか。今や違法コピー・ダウンロードが当たり前となっており、音楽を例に挙げると、世界を流通するCDの3枚に2枚は海賊版、音楽ファイルの20曲中19曲が違法ファイルともいわれる(米議会の公聴会での業界関係者の証言)。これは、コンテンツの搾取に他ならない。ユーザーにとってのコンテンツの価値(=価格)が限りな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く