仏南西部リブルヌの研究室で、顕微鏡をのぞく研究者(2014年7月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/MEHDI FEDOUACH 【6月28日 AFP】「最後の切り札」となるはずの抗生物質に対し、高い耐性を持つスーパー耐性菌への2人目の感染者が米国内で確認された。研究者らが27日、発表した。 専門誌「抗菌薬と化学療法(Antimicrobial Agents and Chemotherapy)」に掲載された論文によると、抗生物質への耐性を引き起こす特異な遺伝子「MCR-1」が、米ニューヨーク(New York)の患者の大腸菌株から発見されたという。 米ジョージ・ワシントン大学(George Washington University)のランス・プライス(Lance Price)教授は「われわれは抗生物質による治療が効かない腸内細菌の出現を目にしようとしている」と述べた。 MCR-1遺伝子