車いすを利用する患者。仏アンジェの病院で(2013年10月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEAN-SEBASTIEN EVRARD 【3月31日 AFP】世界保健機関(WHO)は30日、世界のうつ病患者の数が2005年からの10年間に18.4%急増し、2015年までに3億2200万人に到達したと発表した。 WHOのマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長は、声明で「これらの最新統計は、世界のすべての国々に対して、メンタルヘルスへの自国の取り組みの見直しと、現状に即した緊急対応を促す警鐘となる」と述べている。 WHOの定義によれば、うつ病は単に抑うつ発作にとどまらない。「永続的な悲しみと、人々が通常楽しむことのできる活動への関心喪失に、2週間以上にわたり日常的な活動ができなくなる状態を伴う」としている。 うつ病の症状としては、活力の欠如、食欲や睡眠のパターンの変化、
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