自転車の後ろに乗った6歳未満の子どもが足を車輪に巻き込まれる事故が、この5年余りの間に少なくとも90件起きていたことがわかり、国民生活センターが注意を呼びかけています。 このうち、3分の1以上に当たる35件は幼児用の座席を取り付けず、人が乗ることが法律で禁じられている荷台の部分に、子どもを座らせていたと見られます。荷台には足を安全に置ける場所がないため、かかと付近が車輪に巻き込まれる危険性が高いということです。 また、幼児用の座席を設置していても、子どもが座席の決まった場所に足を置かず、車輪に巻き込まれることがあるということです。 国民生活センターの宮森章広主査は「6歳未満の子どもを自転車に乗せる場合は必ず幼児用の座席を使い、子どもが適切な場所に足を置いていることを確認するよう徹底してほしい」と注意を呼びかけています。