テレビゲーム風に仕上げた宇治市のPR動画の再生回数が、公開から3週間ほどで30万回を超えた。同市がこれまでに作成した動画とは比べものにならない再生回数で、まずはインパクト重視の戦略が奏功した格好だ。今後は寄せられた関心を、観光客数や転入数の増加につなげられるか問われてくる。 動画は、謎の大魔王に襲われた宇治市を救うため、主人公でマッチョな平安貴族が平等院や三室戸寺、万福寺や宇治橋など市内の観光名所を巡って敵を倒すストーリー。あえて粗い画像で制作し、一昔古いゲームの雰囲気を醸し出している。 奇抜な内容に市議からは「宇治のいいところが伝わってこない」と嘆きの声が漏れたが、自治体のPR動画としては珍しい内容がインターネット上で話題に。テレビのニュース番組やワイドショーの取材も相次いでいる。 注目に応じて再生回数も伸び、公開した今月3日から23日までに動画投稿サイト「ユーチューブ」で約17万