J1鹿島アントラーズの身売りが30日、決まった。メルカリ社(東京都港区)が鹿島の株式を61・6%取得したことが発表された。鹿島の親会社・日本製鉄と合意し、同日にJFAハウスで開かれたJリーグ理事会で報告され、承認された。 村井満チェアマンは「地域を大切にしながら世界に伸びていくクラブに成長してほしい」と話した。 メルカリ社は一昨年の4月に鹿島とオフィシャルスポンサー契約を締結した。フリーマーケットアプリの運営を手がけるIT企業で、鹿島の筆頭株主となり、経営権も獲得。この日の午後にJFAハウスで同社・小泉文明社長、日本製鉄幹部、鹿島・庄野洋社長が会見する。 クラブの前身、住友金属時代から73年間にわたり経営母体として支え続けた日本製鉄は、株式11%を残し、今後もスポンサーとして鹿島に関わっていく。残る株式は地方自治体が10・8%、その他企業が16・6%。 ◆株式会社メルカリ 13年2月に株式