(CNN) 英文豪チャールズ・ディケンズの小説「クリスマスキャロル」。貧しいながらも愛と喜びに満ちたクラチット一家とは対照的に、金持ちのスクルージは冷酷で孤独な老人として描かれる。 実際に収入の少ない人の方が人間関係に喜びを感じ、人の面倒を見たり交流したりして楽しんでいるという調査結果が、クリスマスを前にした18日、エモーション誌に発表された。これに対して収入の多い人ほど自分中心になる傾向がうかがえるとしている。 カリフォルニア大学アーバイン校の研究チームは、24~93歳の米国人1500人を対象に調査を実施。「私の人生は感嘆に満ちている」「人の面倒を見ると自分も温かい気持ちになる」「自分の目標を追うことに大きな喜びを感じる」といった質問に答えてもらった。 質問の狙いは、日常生活で感じる楽しさ、畏怖、同情、満足感、熱意、愛情、プライドの7つの感情について程度を測ることにあった。幸福感はこの7