阪神なんば線の鉄橋 堤防より低い位置を走る 阪神なんば線の鉄橋で、淀川に架かる橋では橋桁が最も低い「淀川橋梁(きょうりょう)」(758メートル、大阪市此花区・西淀川区)が架け替えられることになった。国土交通省近畿地方整備局、大阪府・市、阪神電鉄が11日の会合で方針を確認した。水面から橋桁まで4メートル強しかなく、堤防より低い位置を走るため、防潮扉が線路を横切る全国でも珍しい場所。洪水時には流れが滞る危険性があり、津波発生時の弱さも指摘されてきた。現在地より下流側に堤防より約3メートル高い橋を架ける案で、近く地元説明に入り、着工から約15年で完成を目指す。 近畿地整によると、淀川橋梁は1924年に設置。河口から3キロ弱で、大阪湾の平均海面から橋桁まで4.28メートル。古い橋のため橋脚は39本と多く、洪水時に水の流れを阻害する恐れがある。また、線路は堤防より1.8メートル低い高さ6.3メートル
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