ロンドン北東部の地下鉄レイトンストーン駅構内で5日午後7時すぎ、男がナイフで通行人を刺し、1人が重傷、1人が軽傷を負った。男は29歳で、駆けつけた警察官に殺人未遂の疑いで逮捕された。英スカイニュースは、目撃者の話として、容疑者の男が犯行前に「これはシリアのためだ」と叫んだと報じた。 ロンドン警視庁によると、被害者のうち男性(56)が重傷だが、命に別条はない。容疑者の男はまもなく警察官にスタンガンで制圧された。詳しい動機などは分かっていない。同警視庁は当初、けが人を3人と発表したが、このうち女性1人はナイフで脅されたものの、けがはなかったことが判明した。 同警視庁のテロ対策部隊の司令官は、「我々はテロ事件として扱っている」と述べ、市民に冷静な対応と警戒を呼びかけた。英国は昨年8月、国内のテロ警戒レベルを5段階で上から3番目の「重大」から2番目の「深刻」に引き上げた。11月のパリ同時多発テロ事
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