国土地理院が衛星「だいち2号」の観測データを分析した画像。断層に沿って横ずれの地殻変動が生じた。下の赤い星がM7・8の地震の震源、上の水色の星はM7・5の地震の震源=国土地理院提供 トルコ南部を震源とする大地震について、国土地理院は9日、断層を境に地表面で4メートル程度の横ずれが生じたとみられるとの分析結果を公表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星「だいち2号」のデータを分析した。6日に発生した2回の大地震で、断層帯を境に大地がずれ動いた様子がはっきりと確認できる。 【写真特集】懸命に続く救助活動 しかし… この大地震では、東アナトリア断層帯でマグニチュード(M)7・8、北側の別の断層帯付近でM7・5の地震が続けて起きた。地理院によると、M7・5の地震の震源付近では断層の北側で西に約2メートル、南側で東に約2メートルずれ、計約4メートルの地殻変動があった。M7・8の地震では