コンパクトデジタルカメラ市場で、ソニーのシェアが急減している。昨年5月の販売台数シェアは21.1%でトップ。しかしこの5月では4.2%で7位にまで転落した。一体ソニーのコンパクトデジカメに何が起きているのか。全国の家電量販店やカメラ量販店、ネットショップの売り上げを集計するBCNランキングで明らかにする。 シェア急落が始まったのは昨年11月。前月の10月は22.3%でトップだったが、11月には17.0%と5.3ポイントも失い、一気に3位まで後退した。以降、毎月シェアを落とし続け、2月には8.8%と2桁割れ。それでもシェアの下落は止まらず、ついに5月には4.2%の7位までシェアを落とす結果になった。この間、わずか半年あまり。収益率の悪いコンパクトデジカメから撤退する前触れかとも思われた。しかし同社は6月23日、VLOGCAMのZV-1 IIを発売したばかり。当面撤退はなさそうだ。ただ、大幅な