身近な惑星の中で最も地球に似た惑星の代表ともいわれる火星。第二の地球として植民地化や宇宙農場の舞台としても想定されているこの惑星の地表は一体どのようになっているのだろうか? こうした疑問にせっせと取り組むNASAの無人探索機は、未だ謎の多い火星の土壌を調べつつ膨大な量の画像を記録し続けている。 探索車がとらえたモノクロの異世界 この美しい火星の様子は、アメリカの火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(通称:MRO)が撮影した膨大な画像をフランスのデザイナー、グザヴィエ・バラルが選別し編集を手掛けたもの。 およそ地球とは似ても似つかない地表はまさに異世界。人類未踏のこの星には、まだいろんな可能性が秘められているようだ。 1. マリネリス峡谷 、明るい鉱床の丘 (緯度:-12.7° 経度:313.9°) この画像を大きなサイズで見るimage credit:Nasa/JPL/The Un