概要 この記事では、P2P通信の快適性などに大きく影響するところでありつつ、メーカー・プロバイダ側からそれほど積極的に情報が提供されているとは言えないNAT機器の動作について、よくある誤解をいくつか取り上げて解説します。 NAT動作に関する前提知識(cone NAT, symmetric NATあるいはEIM/APDFなどの用語)はNATタイプ、ポートセービングIPマスカレード、UDPホールパンチング、STUN - turgenev’s blogなども参照してください(多少被っている内容もあります)。 Map-e(v6プラス・OCNバーチャルコネクトなど)ではポート開放ができない? この記事を読む人でここを勘違いしている人はあまりいないと思いますが、まずは初歩的なところから行ってみましょう。Map-eによるIPv4 over IPv6(IPoE)通信ではIPv4のグローバルアドレスが割り当