10人から超多剤耐性結核菌 佐賀の病院 全国初、集団感染 2011年4月16日 01:59 カテゴリー:社会 九州 > 佐賀 佐賀県は15日、結核治療に使われる主要な薬が効かない超多剤耐性結核菌(XDR)の集団感染が発生したと発表した。感染者は計10人で、うち8人は同じ民間病院における院内感染。厚生労働省によると、XDRの集団感染は全国初という。 県によると、県立病院に結核で入院した50代男性が2006年9月に退院。その後、民間病院で通院治療を受けている間、結核菌が超多剤耐性に変異したとみられる。今月12日までに、この民間病院の患者1人と医療従事者7人、従事者の家族1人に感染が確認された。 感染者のうち50代男性を含む3人が発症し、2人は完治。1人が治療中だが、命に別条はない。残る7人は発症していないが、1人が検査のため入院しているという。 県は「50代男性が薬をきちんと服用しなかった