道路管制センターの大型モニターに映し出されたトンネル内部の事故現場=午後0時半ごろ(大型モニターを接写)(写真:産経新聞) 中央自動車道は東京と名古屋圏、関西圏を結ぶ物流ルートとして活用されている。物流各社は東名高速道路への振り替えなど代替ルートの選定を急ぐが、年末でお歳暮などの物流が急増する時期にもあたっており、山梨県内の通行止めが長期に及べば渋滞などの影響は避けられない。 通行止め区間を迂回(うかい)するには並行して走る国道20号しかなく、「渋滞しなくても1時間は余計にかかる。渋滞すれば2〜3時間も覚悟しなくてはならない」(中日本高速道路幹部)という。 引っ越し大手のアートコーポレーションは当面、中央道を利用しなければならない引っ越しの場合、「20号に迂回して状況を見極める」としている。ただ、笹子トンネルの再開時期は見通せておらず、物流大手のヤマト運輸は「通行止めが長期化すれば、抜