マルハニチロは4日、サンマのかば焼きの缶詰3種類、計約2779万個を回収すると発表した。セブン&アイ・ホールディングス向けに製造した商品の購入者から1日に「金属片が入っている」と苦情があり、製造段階で混入した恐れが出たため。 対象は、同じ工場でつくった(1)「マルハ さんま蒲焼(かばやき) 100グラム」(賞味期限2016年12月1日から、18年5月1日までのもの)、(2)「マルハ 北海道産さんま蒲焼 秘伝つけ焼き 100グラム」(同)、(3)「セブンプレミアム さんま蒲焼 100グラム」(賞味期限16年11月12日から、18年5月14日までのものと、19年6月17日のもの)。 いずれもグループ会社の釧路工場で製造された。苦情で見つかった金属片は約17ミリ大で、焼き網の一部とみられる。製造ラインにはX線異物検出器を導入していたが、設定ミスで10ミリ以上の異物は検出できないようになってい