中ノ湯附近は発電所入口や、水路工事などの人々が始終通るので、雪も少なく楽だった。ここでスキーを履き、トンネルを出てすぐ河原に下り川床伝いに行く。いつも世話になる大正池の水路取入口で、山の様子を聞く。去年の二月、上高地におった日、遊びにきたここの人がその夏、不慮の災難で亡くなられたと知って何だか淋しくなってしまった。温泉まではここの人がよく通るのでシュプールが残っており、知らぬ間に歩いてしまう。そしてあの親切な老爺が「よくやってきた」と喜んで迎えてくれた。 おじいさんはいつも寒暖計を見ながら「うんとシミれば天気はいいぜ」という。その通り今日もすばらしいお天気だ。去年は暗いうちに出てだいぶ困ったから、今度は明るくなってから出発することにする。明神池へ渡って川沿いに進み、横尾谷の出合から一ノ俣まであまり高廻りしないで川岸の岩場をへつったりする。小屋附近の積雪量は三尺くらい、今年は小屋を使用する人
アウトドアギアショップ Moonlightgear バイヤー。一味違う野営スタイル「ものぐさハイキング」普及委員会。TokyoFastpackers所属。 そんなふうにハンモックで泊まることが盛り上がった時期がありました。5年~8年ほど前だったでしょうか。 優雅に見えるハンモックですが、デメリットもあります。夏場の標高の低い山やキャンプ場であれば、蒸し暑さから逃れて涼しくうたた寝ができますが、周囲がぜんぶ空気なので、標高が高くなるとかなり寒くなります。背中側からもガンガンに冷えてきますから、夏以外の時期は、あたたかく眠ることは難しかった。そのため使える時期が限定されてしまい、キワものアイテム扱いされていた印象があります。 ただ、最近はまたハンモック野営の波がやってきている気がしています。今回は、その中心になるであろう2つのハンモックを紹介しましょう。 まずオススメしたいのは、今年から本格的
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 キャンプでマッチやライターを使わずに、火打ち金で火を起こす――粋でロマンティックな遊び方ですが、スマートに着火させるのはなかなかに難しい。でも、こんな愛らしいデザインの火打ち金なら、楽しく練習できそうです。 ストライク-ア-ライト と名付けられたこの火打ち金を作ったのは、〈原始的なものの洗練〉というスローガンを掲げる米国のガレージメーカー Merk Wares(メルクウェアーズ)。まさしく原始の道具である火打ち金にチャーミングなデザイン性を注入し、現代的なギアへと進化させています。 形状は、Feather、Bison、Dragon(以上3点を冒頭に掲載)、Pendant、Snake の5種類。火打ち金としてだけではなく、ペンダントやジッパープルなどのアクセサリーとしても使
ついに、いよいよ、バックパックをMYOG【Make Your Own Gear】ってみました。 MLDのNewtのようなシンプルで小振りなバックパックを目指していたんですが… 素材はX-PacのVX03といわれる軽量なもの、山と道のスタッフサックと同じ素材ですね。 出し入れはシンプルなロールトップで。バックルにはワッキーからいただいたものを使いました。 最後まで悩んだショルダーパッドは、 X-Pacと2枚重ねの3Dメッシュを一緒に縫って裏返すという方法にしました。 軽くて適度な厚みのある理想的なものになりひと安心。 スターナムストラップは付けませんでしたが、必要とあればまた縫えば良いですしね。 ミシンのスキルがないので、このあたりの処理もなるべく縫う回数を減らす方向で。 オプションとして、Zpacksのマルチポーチを取り付けられるようバックルを追加しました。 実際、使うかどうかは微妙ですけ
大雪の後、山への道が開通した後に、JMTで出会った友人に誘われて八ヶ岳に行ってきました。 MINIに一泊テント装備にスノーシュー、アックス、 クランポンを装着。 テントはツェルト2ロング、シュラフはHIGHLAND DESIGNS WInter Down Bag UDD 撥水ダウンを使ったハイカーズデポの冬用の寝袋。冬は結露による寝袋のロフト低下により寒くなる事が大きな問題。まだ長期間使用は出来ていないが、知人の話によると、冬の寝袋の結露防止に撥水ダウンがすごく効くという話だ。これまではロフトが低下する事を前提に大きな寝袋を使っていたが、この寝袋であれば小さくある程度コンパクトにまとまるので、冬でも山中泊装備がMINIに入る。パックウェイトは10kg程。
Natures(ネイチャーズ)では、アイヌの人々がカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と称していた大雪山の山々へと皆さんをご案内いたします。 *大雪山以外の山々へもご案内いたします 大雪山国立公園は北海道の最高峰『旭岳』を主峰とする大雪山連峰を中心に、面積約23万haにも及ぶ日本最大の山岳国立公園です。 夏季には、日帰り登山はもちろん、山旅と称した山中泊の縦走登山、湿原散策や原生林ウォークなどを行なっています。 冬季には、このエリアならではのシルキースノーを狙ったバックカントリーガイド、スノーボードクリニック、スノーシューを使用しての原生林ウォークなどを行なっています。 北海道の雄大な景色と広大なお花畑、錦の衣に覆われた紅葉、静寂な白銀の世界へと四季折々変化していく自然の表情を感じてみませんか?
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