2025年7月の参議院選挙で一躍、台風の目となった参政党。「極右政党が躍進」と国際的にも大きく報道された。そんな参政党がこれまでの新興政党と最も異なる点は、潤沢な資金構造と、全国津々浦々に張り巡らされた地方支部の存在だ。そのように強固な党組織を、なぜ短期間で確立することができたのだろうか?鍵を握ったのは、日本共産党の元専従職員であり、参政党創立に関わったジャーナリスト、篠原常一郎氏。「実は参政党のモデルにしたのは、共産党と公明党です」――。インタビューに応じた篠原氏は、参政党躍進の秘密を明かした。(共同通信=武田惇志) 【写真】参政党のユーチューブ12万人増 参院選、政党の登録数比較 ▽日本の自主独立路線で一致し、結党 篠原氏は1979年、18歳で共産党に入党。25歳で専従職員となった。以後、2004年11月に党を除籍されるまで、選挙や政治の世界に関わってきた。旧民主党でも国会議員の政策秘
