おもに産業用ロボット向けに、「深層強化学習」といわれる先進的な機械学習ソフトウエアを開発する人工知能(AI)関連スタートアップの米オサロ(Osaro)が、330万ドルのシード資金を獲得した。出資者には、『ゼロ・トゥ・ワン』の著者でもあり、今やシリコンバレーでもっとも注目される投資家のピーター・ティール氏ら錚々たる面々が名を連ね、期待の高さをうかがわせる。 オサロが開発するのは、大量のセンサーによる知覚機能と意思決定機能とを融合し、コンピューターやロボットが試行錯誤しながら、複雑な作業を自ら効率的に学習するAIソフト。特許も出願中だ。最終的には技能レベルの高くない作業者でも、ロボットをセットして訓練させられるAIを目指すという。 デリック・プリドモア社長兼COOへのTechCrunchのインタビューによれば、産業用ロボットに狙いを定めたのは、「知能がなく、フレキシブルでもないため」。最近のト